【名古屋】熱田神宮の安産・縁結び祈願の「楠御前社(くすのみまえしゃ)」と疫病退散の神様・素盞嗚尊が祀られている「南新宮社(みなみしんぐうしゃ)」

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熱田神宮・楠之御前社

熱田神宮・本宮、こころの小径信長塀と参って、再び弘法大師お手植えの大楠の前を通り、山道を南へと向かいます。

まだ南門の方にも参って起きたい摂末社がありますからね。

熱田神宮内に「お休み処・清め茶屋」がある

熱田神宮の境内内には休憩所もありました。

広い境内を散策して疲れた体にちょっと甘いものを……

なんなら「宮きしめん 神宮店」もあるので、名古屋名物の「きしめん」をいただくのもいいですね……

 

ただ、GWの人混みは侮ってはいけない。

もんのすごい行列でした……

 

お腹は空きつつも先にお参りを済ませ、もうちょっと空いてるとこを探すことに。

 

安産・縁結びの「楠御前社(くすのみまえしゃ)」

 

熱田神宮・楠之御前社

本宮から南門へと山道を進み、橋を渡った左手に「楠御前社(くすのみまえしゃ)」があります。

 

御祭神は、

  • 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
  • 伊弉册尊(いざなみのみこと)

「国生み」で有名な夫婦の神様ですね。

 

安産や縁結び、病気平癒の神様として「子安神」とか「お楠さま」と呼ばれてるそうです。

「楠御前社(くすのみまえしゃ)」には社殿がない

熱田神宮・楠之御前社

この「楠御前社」なんと社殿がありません。

 

熱田神宮の「内天神社」も社殿がなくて門だけでしたけど、こちらの「楠御前社」も鳥居と門があれど、社殿がないという不思議な造り。

どうやら門の奥にある楠を御神木としてるようです。

ちょっと写真だとわかりにくけど、御神木が垣で囲われてます。

「楠御前社」の参拝方法はちょっと独特

写真見るとわかると思いますがお賽銭箱の奥にはたくさんの小さな鳥居がそこかしこに。

知らずに見るとちょっとビックリしますよね。

 

この小さな鳥居を奉納するのがここ「楠御前社」の参拝方法なんです。

 

「楠御前社」の参拝方法は、

  1. 本宮前の授与所で小さな鳥居を購入(初穂料は2,000円)
  2. 小さな鳥居に自分の名前と干支を書く
  3. その小鳥居を「楠御前社」に奉納する

んだそうです。

 

知らなかったぁ……

授与所でいただいた小さな鳥居に干支と名前を書いて奉納したら、願い事が成就するんと言われてるんですって。

んー、やっぱちゃんと下調べしていかないとですねぇ。

 

疫病退散の神様・素盞嗚尊が祀られている「南新宮社(みなみしんぐうしゃ)」

熱田神宮・南新宮社

「楠御前社」からさらに奥へと進むと、色あざやかな朱塗りの社殿が。

こちらは疫病退散の神様としても知られている素盞嗚尊(すさのおのみこと)が祀られている「南新宮社(みなみしんぐうしゃ)」。

 

健康祈願を願うなら外せません。

肩こり、肩凝りをなくしたい!

 

そういえば、熱田神宮内で初めて朱塗りの社殿を見ましたね。

ちょっと不思議。

熱田神宮内で朱塗りの社殿はこの「南新宮社」だけ。

なんでここだけ朱塗りなんでしょうね。

創建は平安時代?

熱田神宮・南新宮社

平安時代中頃の一条天皇の頃に疫病が大流行りしたため、疫病退散を願って素盞嗚尊を祀ったところ疫病がおさまったんだとか。

 

そこで南新宮社を建て、毎年お祭りを行うようになったらしい。

それが毎年6月5日に「熱田まつり」とともに行われている「南新宮社祭」なんだそう。

 

かつては大きな山車が出て、町中を曳き回し「下馬橋」の手前で壊すという奇祭だったそうですが、明治以降電線が架かり、危ないということで廃止になったんだって。

ちょっと残念。

 

なぜ山車を「下馬橋」の手前で壊すのかというのにはちょっと面白い説があって、

熱田神宮の最大のパトロンでもあった織田信長が「本能寺の変」で討たれた時、まさにお祭りの真っ最中で、その一報がもたらされたのが「下馬橋」を渡ろうとしたところだった!という。

そこでお祭りが中止されたことから「下馬橋」の手前で壊すようになったとかなんとか……

ちなみに信長が本能寺で討たれたのは天正10年6月2日(1582年6月21日)。

微妙なズレはあるけれど、本当だとしたら妄想膨らむよねー浪漫だよねー、と無責任に思ったり。まぁ学者じゃないからいいんです。

 

素盞嗚尊から信長へとつながる……ちょっといまでも続いてて欲しかったなぁと思っちゃいましたね。

 

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