【奈良】岡寺のすぐそばにある小さいながらも歴史のある治田神社

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奈良・治田神社

岡寺の参拝を終え、写真もたっぷり撮り満足して仁王門を出て、ちょうど岡寺の向かいにあるのが治田神社。

緑に囲われた素朴な地元の神社といった感じでした。

創建は不明だけど平安時代にはすでにあったらしい歴史ある神社

奈良・治田神社

岡寺(龍蓋寺)の仁王門を出た、ちょうど向かいにある治田神社。

 

その参道にある案内板。

 

御祭神は、

  • 応神天皇(品陀和気命・ほむたわけのみこと)
  • 素盞嗚尊(すさのおのみこと)
  • 大物主命(おおものぬしのみこと)

応神天皇は、神功皇后のお子で、実は日本で最も多くあると言われている八幡神社の主祭神でもあるんです。

ちなみに、781年に朝廷は宇佐八幡宮に鎮護国家・仏教守護の神として八幡神(=応神天皇)に八幡大菩薩の神号を贈ったんです。

このことから八幡さんはお寺の守護神としても勧請されるようになったんですね。

なのでお寺の境内には八幡さんのお社が結構あったりします。

 

ここ治田神社もかつては八幡宮と称していたみたいです。 

治田神社の由緒

奈良・治田神社

案内板の「由来沿革」によると、

当社の創建は明らかではないが、延喜式巻十の延喜神名帳の式内社とされているので平安時代(十世紀)には社があったことがわかる。

さらに当境内地からは疑灰岩の基壇や礎石、瓦が出土することから、八世紀初頭の岡寺(龍蓋寺)創建伽藍があったと推測されており、寺の鎮守神として、境内地に祀られていた可能性がある。

この鎮守神を祀ったのが、後に治田神社になったとも考えられる。

元々は治田氏の祖神が奉祀されていた。文安年間(1444年〜1448年)に一時大国主命の和魂である大物主命を奉祀されたことが古書にある。

さらに社名を八幡宮と称して応神天皇を奉祀し今日に至っている。

と書かれています。 

 

ということは、かつてはこの治田神社の地に岡寺(龍蓋寺)があったんですね。

ならばやはり岡寺とセットで参拝しておきたいですね。

緑に覆われた本殿

奈良・治田神社

治田神社の本殿は、木々に覆われた自然たっぷりな中に建っておりました。

なんとものどかで素朴な雰囲気です。

奈良・治田神社

本殿の前には拝殿があり、お賽銭も拝殿の中にあった。

本殿と反対側には下へとおりて行く階段があった。

どうやら鳥居は岡寺の参道入り口にあるらしい。

結構な坂道を10分くらい歩くみたいだけど。

「岡寺前」というバス停近くにあるみたいなんだけど、流石にそこまで歩いて行く元気はなかったな。

 

奈良・治田神社

岡寺の仁王門と治田神社の参道の途中にあった「遥拝所」。

お伊勢さんの方?かな?

岡寺(龍蓋寺)に訪れたら治田神社にも足を伸ばしてみよう

治田神社から見た岡寺の仁王門。

左右に石灯篭があり、そのちょい手前に治田神社と書かれた石碑もあった。

 

治田神社はこじんまりとしていたけど、のどかで素朴な雰囲気の境内だったよ。

岡寺に来たら、ちょこっと治田神社まで足を伸ばしてみてはどうかな。

 

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