【滋賀】竹生島神社(都久夫須麻神社)の御本殿は秀吉の伏見城を移築した国宝!金運アップのご利益のある「招財小判御守」も忘れずにゲットすべし!

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竹生島神社・都久夫須麻神社

竹生島神社は正式には都久夫須麻神社といいます。

そして御本殿は国宝!

伏見城の一部を移築したもので、これまた宝厳寺の唐門や舟廊下と同じく、豊臣秀吉時代の遺構をいまに残す貴重な建物なのです。

そして竹生島神社の境内にある弁財天社には、金運財運アップにめちゃめちゃご利益があると言われる「福小判」があるのです!

都久夫須麻神社(竹生島神社)のご由緒

竹生島神社・都久夫須麻神社

琵琶湖に浮かぶ竹生島にある「竹生島神社」。

竹生島神社とも呼ばれてますが、正式には「都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)」と言います。

「つくぶすま」というのは竹生島の昔の名称です。

「神の斎く(いつく)住居(すまい)」が由来となってます。

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竹生島神社(都久夫須麻神社)の創建は神亀元年(724年)!

宝厳寺の記事のとこでも書きましたが、

天照大御神聖武天皇の夢に現れて、

「ハーイ、わたしアマテラス。君の先祖ね。
琵琶湖に小島があるんだけど、そこ弁財天の聖地なの〜。
だから寺院とか建てちゃって祀ってくんなーい?よろしく〜♪」

的なことをお伝えになったんですね。

そこで聖武天皇は行基という当時のえら〜いお坊さんに

「アマテラスさんから寺院立てるように言われたからよろしく頼むね!」

って感じでお願いしたんですね。

(あくまでニュアンスですよ。きっともっと厳かな感じで言ってるはずですが)

天皇に頼まれた行基さん、頑張って宝厳寺を建てます。

ただそれよりも前の、、雄略3年(459年)の古墳時代の中期頃にはすでに浅井比売命(あさいひめのみこと)を祀る祠が建てられたという言い伝えがありまして、竹生島神社としての創建は雄略3年(459年)としてるそうです。

その後に宝厳寺が出来たということですね。

宝厳寺が建てられた後には、もちろん聖武天皇も参拝に訪れてますよ。

その時に大己貴命(おおなむちのみこと)と、天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)を祀ったと言われてます。

これが奈良時代前期の天平3年(731年)の頃。

平安時代中期の延長5年(927年)に神社をまとめた『延喜式神名帳』にも「近江国浅井郡 都久夫須麻神社」と載ってるのでこの頃には竹生島には神社もあったという認識が広まってたんでしょうね。

さらに時は流れて、平安時代末期には弁財天と同じ神様と言われる市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)が神社に祀られたそうな。

この頃は神さまも仏さまも一緒にお参りすればいんじゃない?的な神仏習合の考えがありまして、都久夫須麻神社と宝厳寺と、神社とお寺と特に区別するでもなく一緒にあるという風になっていった、と。

だから舟廊下で寺と神社が繋がってるんでしょうねー。

ところがです!

明治になると、いや、神様と仏はわけようという神仏分離令が出されます。

これが過激になり廃仏毀釈という運動に発展しちゃってたくさんのお寺や仏像が破壊されてしまったんですねー。

しかし、竹生島の宝厳寺は、進行する人が全国にたくさんおりまして、願いや働きにより宝厳寺は廃寺にならずにすんだんですね。

ただまぁそれまで一緒だった神社と寺院は、別個にわけられました。

いまの自分たちからするとなかなか理解し難い感じですけどねー。

まぁどっちも竹生島という強大なパワースポット!にあるお祈りする場所!ってことで!

都久夫須麻神社(竹生島神社)の御祭神

都久夫須麻神社(竹生島神社)の御祭神は、

  • 市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)=弁財天
  • 宇賀福神(うがふくじん)=宇賀弁才天という弁財天の一形態
  • 浅井比売命(あざいひめのみこと)=産土神
  • 龍神→八大龍王の一尊である黒龍(こくりゅう)

の4柱。

市杵島姫命弁財天さんのことですね。

宗像宗像三女神と言われる三姉妹の神様でもあります。

実際に見たことはないですが(当然だ)、市杵島姫命、日本の神様の中でも1、2を争うほどの美人さんらしいです!

天照大神の子で、海上や陸上の道を開いた交通安全開運厄除けの神様です。

そして七福神の弁財天でもありますね。

弁財天は、「財」というくらいですからね、財運・金運アップ!

さらには芸事や芸術の神様でもあります。

ちなみに弁才天はインドのヒンドゥー教のサラスヴァティという神様です。

サラスヴァティも美人と言われる神様ですね。

宇賀福神は宇賀弁才天とも呼ばれ、弁財天と同一視される五穀豊穣・商売繁盛の神様。

蛇神や龍神の化身とも言われてる。

浅井比売命は琵琶湖の湖水を支配する神様で、浅井氏の氏神さまと言われてます。

浅井と聞くとどうしてもあの戦国時代の浅井家を思い出しますねー。

浅井比売命はいまいちどんな神様かはよくわからないですが、面白い伝説がありました。

浅井比売命は、伊吹山の神様・多々美比古神(たたみひこのかみ)の姪で浅井岡に住んでました。

浅井比売命と多々美比古神はそれぞれが住んでいる山の高さ比べをしていたらしい。

ある夜、浅井比売命の浅井岡が一夜にして高さを増した!

それに起こった多々美比古神は浅井比売命の首を切ってしまった!

その首が琵琶湖に落ちたところ竹生島になった、

と伝えられてます。

え、竹生島って神様の首なの?

浅井比売命は竹生島に逃げたという言い伝えもありますが。

なんつーか、日本の神様って激しいよね……

たけくらべで負けたら首切るってどうよ……

都久夫須麻神社(竹生島神社)のご利益

都久夫須麻神社(竹生島神社)のご利益は、市杵島姫命=弁天様が御祭神なので、

  • 開運厄除
  • 交通安全
  • 金運財運
  • 商売繁盛
  • 水難守護
  • 五穀豊穣
  • 技芸上達
  • 縁結び

などなど。

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都久夫須麻神社(竹生島神社)の御本殿

竹生島神社・都久夫須麻神社

都久夫須麻神社(竹生島神社)の御本殿は国宝

ちなみに明治以前は宝厳寺の本堂でした。

神仏分離令のあと、神社の本堂へとあけ渡されたんですね。

450年ほど前に、天下人・豊臣秀吉が天皇をお迎えするにあたって、伏見桃山城の勅使殿を神殿として寄進したもの。

狩野永徳光信が描いた天井画があったり、内部の柱なんかも金蒔絵が施され、壁や襖にも金箔地に極彩色の草花が描かれたりと、まぁ実にきらびやかで豪華な装飾がされているそうです。

まさに桃山文化!

って感じなんでしょうが、残念ながら内部は非公開なのでありました……

伏見城を移築したからか、御本殿には豊臣家の家紋・五七桐もありました。

それにしても、唐門といい舟廊下といい、竹生島と豊臣家は浅からぬ縁があるのだなぁ。

秀吉が初めて城持ちになったのが長浜

そして秀吉の側室・淀殿(茶々)浅井長政の娘ですもんね。

茶々さまは琵琶湖を見て育ったのだろうし、竹生島のことも知ってただろうしなぁ。

竹生島マップ

都久夫須麻神社はマップの右下のとこですね。

港から宝厳寺へと階段を登り、三重塔を経由して、唐門・舟廊下を通って都久夫須麻神社へとたどり着きました。

もちろん逆ルート、神社から先にまわってもどちらでもいいですよ。

本殿の正面・崖に沿って建つ龍神拝所

竹生島神社・都久夫須麻神社

御本殿の正面にある、琵琶湖に面したとこに建つお堂が「龍神拝所」。

お堂の中にはお守りなども置いてあります。

そしてここでは、湖面に突き出た鳥居に向かって投げる「かわらけ投げ」なる願掛けがありまして。

投げたかわらけが鳥居をくぐると願い事が成就すると言われてます。

狛犬ならぬ狛巳(蛇)?のいる白巳大神

竹生島神社・都久夫須麻神社

都久夫須麻神社(竹生島神社)の御本殿と龍神拝所のあいだにある「白巳大神」。

竹生島神社の摂社です。

御祭神は宇賀神。

「金寶冨貴」って書かれてますね。

白蛇といえば金運アップ!ですもんね。

竹生島神社・都久夫須麻神社

で、お社の中を覗くとなんと!狛犬ならぬ狛へび?狛巳?がおりました。

しかもちゃんと阿吽になってますねー。

これは金運あがりそう!

白蛇は弁財天の眷属とも言われてて、金運を上げることでも有名ですね〜。

竹生島のチラシを見返したら載ってましたー。

「阿吽の龍」と言うそうです。

そうか、龍なのか。

まぁ蛇は龍の眷属とも言うしね。

竹生島神社・都久夫須麻神社

白巳大神の足元にあった陶器の置物。

赤いのは何かわからないけど、その隣にいるのはカエルだねぇ。

ヘビとカエル……

狙って置いてるのかなぁ……

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弁財天社

竹生島神社・都久夫須麻神社

「白巳大神」の隣にある「弁財天社」。

都久夫須麻神社のご本尊が市杵島姫命=弁財天なんだけど、なぜか弁財天社としてもあるんですね。不思議。

そして弁天様の横の看板によると、「日本五弁天」でもあるらしい。

日本五弁天は、日本三弁天

  • 安芸国・厳島大神(広島・厳島神社)
  • 近江国・江島大神(神奈川江ノ島・江島神社)
  • 近江国・竹生島大神(滋賀・竹生島)

の3つに

  • 大和国・天川大神(奈良・天河神社)
  • 陸前国・黄金山大神(宮城・金華山黄金山神社)

を加えた5つのことらしい。

ちなみに竹生島神社では毎年6月10日に『三社弁財天まつり』という神事が行われてます。

江島神社と厳島神社の分霊と神官を竹生島にお迎えし『日本三弁天』が揃ってお祭りを行うというなんとも霊験あらたかなご神事ですね!

この神事は完全予約制!見学は事前に予約が必要なのです。

そのためこの日は午後2時までは予約してる人以外は立ち入れないんです。

6月14日の龍神祭りと、8月7日の十五童子祭も同じく完全予約制なので、竹生島を訪れる時は、何時から入島できるか確認しておきましょうね。

必ず手に入れたい招財小判御守

竹生島神社・都久夫須麻神社

弁財天社にあるのが金運アップで有名な「福小判」!

竹生島に行くならこの小判は忘れずにゲットしてきた方がいいよと、以前に竹生島に訪れた友人に念押しされました。

これがその小判か。

めっちゃご利益あるらしい。

3センチくらいの小判形のお守りなので、財布に入れておけます。

お札を入れてるとこに入れた方がお札が増えるらしいよ。

初穂料は200円也。

竹生島神社小判お守り

福小判を入れておく袋も一緒に置いてあります。

いいですね〜「招財小判御守」!

ご利益ありそう!

御本殿の前にある竹生島神社の末社

竹生島神社・都久夫須麻神社

御本殿の前にも末社があります。

御本殿向かって左側にあるこちらが、

  • 天忍穂耳命(あめのおしおみのみこと)…天照大御神の子
  • 大己貴神(おおなむちのかみ)…出雲大社の主祭神・大国主命のこと

が祀られてます。

  • 開運招福
  • 子孫繁栄
  • 商売繁盛

などなど、どちらの神様もいろんなご利益があります。

竹生島神社・都久夫須麻神社

そして御本殿向かって右側にある末社には、

  • 江島大神…江島神社の御祭神
  • 厳島大神…厳島神社の御祭神

が祀られてます。

ご利益は開運招福などなど。

竹生島神社

都久夫須麻神社(竹生島神社)の位置関係はこんな感じです。

御朱印は自ら押すスタイル

竹生島神社・都久夫須麻神社

都久夫須麻神社(竹生島神社)の御朱印は本殿向かいの龍神拝所でいただけます。

ただですね、かわらけ投げとかお守りとかの対応も兼ねてるので、平成30年(2018年)の8月からは自分で判を押すセルフスタイル方式になりました。

ちょっち残念。

都久夫須麻神社(竹生島神社)の基本情報とアクセス

竹生島神社・都久夫須麻神社
名称都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)Tsukubusuma shrine
創建雄略3年(459年)
御祭神市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
宇賀福神(うがふくじん)
浅井比売命(あざいひめのみこと)
龍神
ご利益開運厄除、交通安全、金運財運、商売繁盛、水難守護、五穀豊穣、技芸上達、縁結び、等
御朱印あり(龍神拝所にてセルフスタイル方式)
所在地〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1665竹生島
拝観時間9:30〜16:30(船の就航時間による)
納経所9:30〜16:30(船の就航時間による)
定休日船の運航状況による
駐車場なし(フェリー乗り場にあり)
アクセスフェリー(長浜港・今津港・彦根港)
TEL0749-72-2073
URLhttp://www.chikubusima.or.jp

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