【七尾城跡おすすめ城攻めコースを往く:其の二】樋の水〜安寧寺跡〜三の丸跡

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七尾城跡(能登)

屈指の規模を誇る戦国時代の山城・七尾城。

現在は建物はなく、石垣や郭跡などが残るのみですが、当時を偲びながら、というか妄想しながらゆく山城攻めはなかなかどうして楽しいですよ。

「七尾城跡おすすめ城攻めコース」の続き、樋の水から三の丸の城攻め記です。

七尾城跡おすすめ城攻めコース

能登山城・七尾城

七尾城跡おすすめ城攻めコース」のルートは、

  1. 本丸駐車場
  2. 調度丸跡(ちょうどまる)
  3. 旧大手道(きゅうおおてみち)
  4. 樋の水(とよのみず)
  5. 安寧寺跡(あんねいじ)
  6. 三の丸跡
  7. 二の丸跡
  8. 九尺石
  9. 桜馬場跡
  10. 遊佐屋敷跡
  11. 本丸跡
  12. 本丸外枡形
  13. 野面積み五段石垣
  14. 本丸駐車場

という本丸駐車場をスタートして山城の中心部を攻めるルート。

それなりのアップダウンと急な階段もあるので、歩きやすい靴・服装で向かいます。

それと、水分も持って出発しましょう。

 

そしてもう1つ確認しておくこと、山城攻めを楽しむ合言葉、

  • 見上げる
  • のぞき込む
  • 振り返る

です。

七尾城跡

前回の記事では、「本丸駐車場→調度丸跡(ちょうどまる)→旧大手道→樋の水(とよのみず)」まで到達。

詳しくは「【七尾城跡おすすめ城攻めコースを往く:其の一】本丸駐車場〜調度丸跡〜旧大手道〜樋の水&蹴落川 – てふてふさんぽ」の記事をご覧ください。

www.tefutefusanpo.net

樋の水から安寧寺へ

七尾城跡(能登)

では改めて「樋の水」から山城攻めコース再開です。

七尾城跡(能登)

あ、「樋の水」のあたりはちょうど谷間になっていて見晴らしがいいですよ。

ただこの眼下に流れる「木落川(蹴落川)」にはなかなか壮絶な逸話がありますが。その辺も前回の「【七尾城跡おすすめ城攻めコースを往く:其の一】本丸駐車場〜調度丸跡〜旧大手道〜樋の水&蹴落川 – てふてふさんぽ」で触れています。

七尾城跡(能登)

安寧寺方面へと山道をゆきます。

途中リスに出会いましたよ。

お互いびっくりしてしまったけど、リスって素早いんですね。

写真撮れなかった……

七尾城跡(能登)

袴腰あたりで道が二手に分かれておりますが、三の丸方面へ向かいます。

七尾城史資料館方面へ行くと山を降りちゃいますからね。

七尾城跡(能登)

特になんの目印も無いので果たしてあっているのか?という不安はありつつも先へ進みます。

七尾城跡(能登)

途中、安寧寺と書かれた矢印があったので、安心して進みましょう。

七尾城跡(能登)

途中、おそらく三の丸方面へと向かう山道を発見。

七尾城跡(能登)

ちょっと写真では伝わりにくいですが、かなり旧な坂道な上に細いです。

この道をゆくのはかなり勇気が必要な感じの道。

この道は見なかったことにして安寧寺方面へ進みます。

七尾城跡(能登)

さらに進んだ先に歩きやすそうな階段と、何やら開けた空間があります。

[七尾城攻め]⑤ 安寧寺跡

七尾城跡(能登)

安寧寺(あんねいじ)跡到着。

七尾城跡(能登)

開けた平地があり、かつて安寧寺と呼ばれるお寺があったらしい。

七尾城跡(能登)

現在は、畠山氏の墓碑や七尾城攻防戦で滅んだ武士たちの慰霊碑などがあります。

「七尾城まつり」では「安寧寺祭」という慰霊祭も七尾城址保存会によって行われているそうです。

いよいよ三の丸へ:登りがキツいよ

七尾城跡(能登)

さて、安寧寺跡を過ぎたらいよいよ「三の丸」へと向かいます。

城の中心へと近づきますよ、いよいよ本格的に七尾城攻めです!

七尾城跡(能登)

先ほど見かけた、おそらく三の丸へと登る山道。

斜面に沿ってるのでかなり急な山道ですね。

ちょっとあそこから攻め上るのは難易度高めです。

七尾城跡(能登)

ちょっと遠回りではありますが、マップに従って三の丸へと歩を進めますよ。

七尾城跡(能登)

平坦で広めな道ではありますが、緩やかに上り坂になってるので油断は禁物。

七尾城跡(能登)

景色が変わらないので不安になりつつも、途中の道案内を確認しながら進みます。

七尾城跡(能登)

三の丸に近づいたあたりで階段登場。

七尾城跡(能登)

三の丸まで20mとあるので、どうやらこの階段の上が三の丸ですね。

七尾城跡(能登)

なかなか勾配きつめな階段ですな。

七尾城跡(能登)

うん、勾配キツくて、長いのでこの階段なかなかキッツイです。

しんど……

[七尾城攻め]⑥ 三の丸跡

七尾城跡(能登)

三の丸跡到着〜。

結構な登りでした……

七尾城跡(能登)

七尾城の三の丸は、南北110m、東西25mの広さがあり、曲輪の中で最大規模を誇る場所。

「三の丸」の南側には「二の丸」があるのですが、間には深い「堀切」で仕切られていて、本丸を中心とする主要な曲輪とは別の曲輪になってるのです。

七尾城跡(能登)

たしかに広い。

七尾城跡(能登)

そしてところどころに石塁や石列が残っているので、あぁここに家臣の屋敷とかあったのかなぁと妄想かき立てられる場所でもありますね。

七尾城跡(能登)

結構しっかり残ってるものですねぇ。

七尾城の復元CGの4分40秒あたりから三の丸の復元映像があります。

こうしてみるとかなりでかい。

約500年ほど昔に、ここにこんなお屋敷群があったのかぁ……

三の丸と二の丸の堀切

七尾城跡(能登)

三の丸の見所は、もちろん広大な邸跡もありますが、二の丸と三の丸を分断する堀切です。

階段を登ったら右へ進み、谷を覗き込みますよ。

 

山城攻めの合言葉「見上げる・のぞき込む・振り返る」の「のぞき込む」です。

たまに登りがキツ過ぎて振り返るを忘れがちですが、ここでは休憩をとりつつ「覗き込み」ますよ。

七尾城跡(能登)

なかなか写真では伝わりにくいのですが「大堀切」です。

この谷間、なんと人工的に掘って、二の丸と三の丸を分断してるんです。

人の手による谷間ですよ。

どんだけ時間かかったんでしょうね。

戦国時代にこれだけの規模の掘削事業……

高さ26mもあるんですよ。

まぁだからこそ尾根筋からの敵の侵攻を阻むことができたんですが。

平時は吊り橋で繋いでいたらしいですよ。

で、いざというときは綱を切り落としたと。

なるほど、吊り橋か。

でもなかなかスリリングな気もしますが……

吊り橋くらいは復元してあっても面白そうかなぁと思うけど管理が大変かなぁ。

七尾城跡(能登)

ちなみに「三の丸」の位置は七尾城全体で見るとこのあたりです。

本丸まで遠いなぁ。

七尾城跡(能登)

さて次は「二の丸」へと向かいます。

長くなったので、続く。

七尾城跡へのアクセス

能登山城・七尾城

名称 史跡 七尾城跡
所在地 〒926-0031 石川県七尾市古府町、古屋敷町、竹町入会地大塚14-1、2-4、15-2
駐車場 あり
アクセス JR七尾駅から循環バス「まりん号」東回り「古屋敷町」バス停下車、徒歩約40分
TEL 0767-53-8437(七尾市スポーツ・文化課)

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