【金沢城石垣めぐり】二の丸御殿を守る「内堀石垣」

記事内に広告を含みます

金沢城内堀石垣

金沢城石垣めぐり」、大手門から登城し、河北門を通り、石川門へ。

ようやく金沢城内へと入りましたので、次なるは「金沢城石垣めぐり・城内ルート」をもとに「内堀石垣」へ。

三の丸広場奥の内堀石垣

金沢城内堀石垣

石川門から金沢城公園へと入ると目の前にはこんな光景が広がります。

目の前に広がる芝生が、かつて三の丸があった三の丸広場です。

金沢城内堀石垣

今回注目する「内堀石垣」は、三の丸広場の奥。

金沢城内堀石垣

橋爪門続櫓へと続く「内堀石垣」です。

まぁ「石垣めぐり」マップを手に行かないと素通りしてしまいそうな場所です。

菱櫓などとともに復元された内堀

金沢城内堀石垣

この「内堀石垣」は、もともとは、寛永8年(1631)の大火の後に、二の丸を守る堀として作られたものだそうです。

 

残念ながらこの辺りの石垣の積み石の多くが取り外されてしまったんです。

緩みや割れなどもあったため、平成11年から12年にかけて、菱櫓や五十間長屋などとともに復元されました。

修復にあたっては、五十軒長屋の石垣などを手掛かりに、創建当時の姿を想像しながら復元されたんだそうです。

内堀の石垣の高さは約11.7メートルだそうです。

なかなかの高さですね。

金沢城内堀石垣

内堀石垣のスタート地点?には、案内プレートもありました。

②の番号は、金沢城石垣めぐりマップの城内ルートの番号ですね。

www.pref.ishikawa.jp

二の丸を守る内堀

金沢城内堀石垣

内堀石垣と奥に見えるのは橋爪門続櫓

金沢城内堀石垣

右側に広がる芝生はかつての三の丸

金沢城内堀石垣

堀の幅もあるので、こうしてみると確かに二の丸を守る堀だったことがよくわかりますね。

 

三の丸は、藩政期初期には重心の屋敷があったそうです。

その後、重臣の屋敷は城外へと移され、高知番所と物頭番所が置かれたそうです。

高知番所は、人持組という身分の高い武士が宿直して警備に当った所。

物頭番所は、物頭の役をしたものが宿直して警備に当る時に使用した所。

要するに警備の者たちがいた場所ということですね。

九十間長屋も造られ、弓や筒等が保管されてたそうです。

 

今は芝生が広がる広場ですが、江戸時代には警備の者たちがいた建物が並んでいたんですねぇ。

金沢城内堀石垣

内堀石垣にかかる橋を渡った先が橋爪門です。

三の丸と二の丸の境界ですね。

 

橋爪門を通った向こうが二の丸になります。

二の丸には藩主の御屋敷の二の丸御殿がありました。

内堀を渡って、再び門を渡って、ようやく藩主のいる場所へと辿り着けるわけです。

 

残念ながら現在は二の丸御殿は焼失してしまってないのですが、復元整備がされていくそうなので、何年後かには二の丸御殿が見れるはずです!

内堀も隠し狭間

金沢城内堀石垣

三の丸から見た内堀は白壁となまこ塀が美しいですね。

相変わらず狭間があるようには見えませんが。

金沢城内堀石垣

裏から見るとやっぱりありますね、隠し狭間

一段高くなってるところが橋爪門で、その下の広場が鶴丸広場です。

 

鶴丸広場には、休息用の御殿があったそうです。

また人質を置く建物もこの場所にあったそうですよ。

金沢城内堀石垣

復元されたこともあり、真横から塀を見る事もできます。

ちょっとプラモデルみたいで面白いですね。

金沢城内堀石垣

いや〜美しいなぁと思うのですが、

金沢城内堀石垣

こうしてみると、結構えげつない攻撃力・防御力のお城ですね……

金沢城内堀石垣

この辺りもライトアップされるので、夕方になるとライトがつき始めてました。

金沢城・鶴の丸付近内堀石垣へのアクセス

金沢城内堀石垣

所在地 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1
開園時間 [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間)
[10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間)
休園日 無休
入園料 無料
ライトアップ 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など)
日没から午後9時まで
無料
駐車場 なし
アクセス バス「兼六園下」下車徒歩約3分
問合せ 076-234-3800
URL http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA