てふてふさんぽ

ど田舎のぐうたらフリーランス・デザイナーの備忘録とゆるふわ旅日記、ときどきフィギュアスケート

【滋賀】竹生島の三重塔からの琵琶湖を望む眺めは絶景かな

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竹生島・宝厳寺本堂・弁財天堂

竹生島宝厳寺本堂・弁才天堂での参拝を終えたら、次は三重塔

三重塔のそばには宝物殿や、豊臣秀頼の命で植えられたもちの木もあるよ。

そしてなんといってもここから琵琶湖を望む景色は絶景です! 

宝厳寺本堂近くにある五重石塔はひっそりと佇んでる

竹生島・宝厳寺本堂・弁財天堂

竹生島に上陸したらまずは宝厳寺本堂の弁才天堂で参拝し、弁天様の幸せ願いダルマで願掛け。

ここ宝厳寺は日本三弁才天の1つでもありますよ。

中でも一番古いので「大」をつけて大弁才天とも呼ばれてます。

 

本堂・弁才天堂の近くに、重要文化財の五重石塔もあります。

地・水・火・風・空の五大要素をかたどったものらしく一番下の塔身には四仏が彫られてるそうです。

高さが247cmとそんな小さいわけでもないんですが……

 

完全に見落としました……

あれ、どこにあったっけ?と探してみたら、ひっそりとありました。

 

階段を登ると、左手に納経所がありまして、ここで御朱印がいただけますよ、

そして向かい側、右手に手水舎があり、その横に!

崖にそって、なんならちょっと樹々に埋もれてありました!

完全に見逃したなぁ……

竹生島・宝厳寺

本堂の向かいの境内になんともかっこいい不動明王像がありました。

 

その横の石碑を見ると「竹生島流棒術発祥之地」と書いてありますね。

竹生島流棒術があるのかなと思ったらありましたね。

800年以上も続く古武術で今でも庄内地方に伝わってるそうですよ。

古武術、かっこいいよね〜。

chikubujimaryu.net

 

本堂・弁才天堂の次は三重塔へ

竹生島マップ 

さて、いつもなら友人とのんびりダラダラ妄想しながらうろうろするのですが、今回はそういうわけにもいきません。

なにせフェリーの時間がありますからね。

 

本堂・弁才天堂で「弁天様の幸せ願いダルマ」にお願い事をしたら、次なるは三重塔へ!

ふたたび本堂前にある階段を登ります。

ここの階段はそんなに段数ないから、まぁまぁさくっと登れるよ。

350年ぶりに再建された三重塔

竹生島・宝厳寺

竹生島の島内、人が踏み入れる中で、一番高い場所にある三重塔

もともとは文明19年(1484年)に建立されたのだけど、江戸時代初頭の落雷により消失してしまったんですね。

 

現在の三重塔は、平成12年(2000年)に「浅井郡志」に基づいて再建されたもの。

塔の高さは15.5mで、一辺は約3.2mあり、なかなかの迫力です。

竹生島・宝厳寺

「浅井郡志」に三重塔図面が残っていたそうで、なんと約350年ぶりに古来の工法に基づいて復元されたんです。

 

やっぱ三重塔って綺麗ですねー。

朱塗りが空に映えること。

昔の人の色彩感覚といい空間の使い方といい、すごいわぁ。

 

三重塔の内部は普段は公開されてないんですが、内部も繧繝彩色、牡丹唐草模様が描かれていて、これも昔ながらの岩絵の具を膠で溶いて描かれてるのでかなり鮮やかで美しいらしいです。

柱には2体の天部の神々、壁には真言宗の八人の高祖が描かれているらしい。

塔のご本尊は金剛界大日如来坐像だそうです。

 

見たい……

今度の特別開帳はいつやろか……

 

三重塔のそばには雨宝童子を祀っている「雨宝堂」もあります。

雨宝童子は天照皇大神が地上に降り立った時の姿とも言われてます。

竹生島を祀るようお告げをしたのが天照大御神だからかな?

竹生島宝物殿

三重塔の隣には、宝物殿があります。

数々の寺宝の収蔵・保管・公開されていて、中には弘法大師直筆「御請来目録表」(重要文化財)!とか、国宝の「法華経序品(竹生島経)」などがあります。

 

ちなみに宝物殿は別途入館料が必要です。

中学生以上は300円、小学生250円、未就学児は無料です。

 

中に入るかどうかかなり逡巡しましたが、残り時間を考えるとかなり厳しいので今回は残念ながらパスしました。

豊臣秀頼公の命で植えられたもちの木

本堂から三重塔へと階段を登った先に、こんもりとした形の木があります。

これが豊臣秀頼公の命で植えられたという「もちの木」です。

 

写真撮り忘れました。

 

なんと樹齢400年以上!

このもちの木は慶長7年(1602年)に片桐且元が、観音堂、唐門、渡廊下を移築するときに自らお手植えしたものだそうです。

片桐且元は豊臣秀頼(秀吉の息子)の後見役で、賎ヶ岳合戦で七本槍の一人として名をあげ豊臣秀吉に仕えた武将。

 

なんで秀頼公はわざわざ竹生島に移築したかというと、時代は徳川家康が実権を握り、江戸にも幕府がおかれた頃。

家康くんとしては豊臣のものはなるべく縮小、排除していきたい!ってなるよね。

で、豊臣色をどんどん薄める政策がとられていってたんですねー。

当然ながら太閤の廟所である豊国廟も縮小せざるを得なくなった。

でもお父さんの遺構は残したい!

そこで秀頼くんは父の部下でもあった片桐且元に命じて豊国廟の一部を竹生島に移築したんですねー。

 

三重塔からの眺めは絶景

竹生島・宝厳寺

三重塔を背に琵琶湖を見ると、いや〜これまた絶景かな。

ちょうど船が出るところですね。

 

時代は流れてもここからの景色は戦国時代と変わらないんだろうなぁ。

唐門を目指し移動

竹生島マップ

のんびりしたいところではありますが、片桐且元さんが移築したという唐門目指して移動です。

今度は階段を下ります。

下りはまだ楽!

竹生島・宝厳寺

階段の途中に観世音菩薩像がありました。

ちょうど巳月堂の裏かな。

竹生島・宝厳寺

立派な菩薩像ですね。

 

こちらの菩薩様は、ぼけ封じ・諸病封じ楽寿観世音菩薩だそうです。

 

楽寿観音は、悩みを聞き、豊かな老後を見据えて安楽と健康長寿のご利益をもたらして下さる観音さまらしい。

なるほどそれは大事ね。

あと親もボケずに元気に長生きできるようお祈りしとこう。

 

そして次なるは国宝・唐門!

 

そういえば!宝厳寺本堂に「ボケ封じの箸」なるものがありました!

思わずよし父親のお土産はこれ!って買っちゃいましたけど。(笑)

竹生島・法厳寺三重塔の基本情報とアクセス

竹生島・宝厳寺

名称 法厳寺 三重塔(ほうごんじ さんじゅうのとう)HOGONJI temple Three-storied Pagoda
創建 文明19年(1484年)、江戸時代に消失
平成12年(2000年)に再建
御本尊 金剛界大日如来坐像
ご利益 所願成就。未・申年生まれ守り本尊
所在地 〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町竹生島
拝観時間 9:30〜16:30(船の就航時間による)
納経所 9:30〜16:30(船の就航時間による)
定休日 船の運航状況による
駐車場 なし(フェリー乗り場にあり)
アクセス フェリー(長浜港・今津港・彦根港)
TEL 0749-63-4410
URL https://www.chikubushima.jp