【滋賀】竹生島に来たらまずは宝厳寺の本堂・弁才天堂で「弁天様の幸せ願いダルマ」に願い事!

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竹生島・宝厳寺

竹生島に上陸したらまずは宝厳寺本堂・弁才天堂へ!

165段の石段を登った先にあるので最初に行かないと体力的にしんどいです。

弁才天堂では本堂に祀られている弁天様にあやかった可愛らしい弁天様の願掛けダルマがあるのです。

これは竹生島に来たなら行っとかないとね!

竹生島・宝厳寺のご由緒 

竹生島・宝厳寺

竹生島にある宝厳寺の創建はなんと神亀元年(724年)

聖武天皇が直々に建立を命じ、行基という僧が開基、寺院を建立したのが始まりです。

奈良時代ですよ、めっちゃ歴史ありますね。

 

ちなみに聖武天皇といえば、

  • 国分寺・国分尼寺を置く
  • 東大寺を建立し大仏を建てた

人として有名ですね。

 

聖武天皇が竹生島にお寺を建立したのは、夢枕に天照大御神がたち、

江州の湖中に小島がある。
その島は弁才天の聖地であるから、寺院を建立せよ。
すれば、国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるであろう。

というお告げを受けたからなんだとか。

 

天皇の命、しかも理由が天照大御神のお告げがあったからとなると、そりゃその命令を受けた僧・行基さんは頑張ったでしょうねぇ。

早速、弁財天像をご本尊として本堂に安置。

翌年には観音堂建立発案。

奈良時代に琵琶湖に浮かぶ島にお寺を建立するってのはかなり大変だっただろうなぁ。

 

そんなこんなで竹生島に宝厳寺が建立されると、

天皇も行幸され、

伝教大師(最澄)や弘法大師(空海)も訪れ修行したと伝えられているらしい。

 

その後も浅井の大領が千手千眼観世音菩薩像を安置したり、豊臣秀吉の遺命で、秀頼が「豊国廟」から桃山時代の代表的遺稿である観音堂や唐門などを移築させたりしてます。

織田信長も竹生島に参詣してることが『信長公紀』にも書かれてます。

 

しかし!明治になり発布された『神仏分離令』に起因する「廃仏毀釈」で廃寺にしろって命令が出ちゃうんですね。

ただ全国のたくさんの信者の要望で廃寺は免れて、本堂としていた建物を神社に引き渡すことになったのです。

今の神社本殿は元々は宝厳寺の本堂だったんですね。

ご本尊の大弁財天像を安置していた本堂を引き渡してしまったので、しばらくは仮安置されてたのですが、昭和17年(1942年)に現在の本堂・弁才天堂が建てられたそうです。

竹生島・宝厳寺の弁才天は日本三大弁天の1つ 

竹生島の宝厳寺に祀られているご本尊の大弁才天は、「日本3大弁天」の1つであります。

日本三大弁天は、

  • 宝厳寺・竹生島神社(滋賀県 竹生島)
  • 江島神社 (神奈川県 江の島)
  • 大願寺・厳島神社 (広島県 厳島)

の3つ。

なかでも竹生島の大弁才天は、最も古くに建立されたということで「大」をつけて、「大弁才天」というんだそうです。

 

観音堂に祀られている「千手千眼観世音菩薩」は、西国三十三ヶ所観音霊場の第三十番札所でもあります。

 

大弁才天も千手千眼観世音菩薩もどちらも秘仏で、ご開帳されるのは60年に一度だけ!

次回のご開帳は2037年だそうです。

弁財天は財運・芸能の神様

弁財天といえば七福神の中の神様としても有名ですね。

弁天様とか、弁財天、弁財天といろんな呼び方がありますが、特に区別することもないかと。

宝厳寺は弁才天と書かれてたので、弁才天と書いてますが、変換し忘れで弁財天とごっちゃになってるかもしれませんが、ま、気にしないでください。

(弁才と弁財は厳密には違うらしいけど……)

 

元々はインドのヒンドゥー教の水を司る神様・サラスヴァティーで、仏教の守護神に取り入れられた女神です。

 

弁財天は人の穢れを払い、富貴・名誉、縁結びを授け、音楽や智恵、財物の神様でもあります。

弁財天のご利益は、

  • 金運・財運開運
  • 技芸上達(芸能・音楽等の芸事)
  • 縁結び・恋愛成就
  • 学業成就
  • 立身出世
  • 勝運・武運長久

など様々です。

 

本堂・弁才天堂を目指し階段をひたすら登る

竹生島マップ

本堂・弁才天堂は竹生島に入り、真っ先に現れる石段をひたすら登りきった先にあります。

ちなみに石段は165段あるそうですよ。

竹生島

入り口の階段。

竹生神社と書かれた鳥居をくぐりさらに階段を登ります。

宝厳寺本堂の弁才天堂に行かない方は、右手へ伸びる道を行きます。

右手をゆくと唐門・観音堂・舟廊下を渡り都久夫須麻神社へといけます。 

竹生島・宝厳寺

なかなかの勾配の階段ですよ。

木々の影があるのでいいけれど、直射日光さんさんと降り注いでたら行き倒れますがな……

ご霊泉の瑞祥水(ずいしょうすい)

竹生島・宝厳寺

本堂へとゆく階段の途中にあった瑞祥水(ずいしょうすい)。

なんと井戸水!

 

しかもご本尊の大弁才天様の託宣・つまりお告げですね!によって掘られたという霊泉です!

さらにびっくり掘られたのが平成14年(2002年)の11月と、まぁまぁ最近じゃないですか。

 

なんでも昭和62年頃から川鵜が大繁殖!

緑は枯れるは、山崖は崩れるはと島全体に甚大なる被害が起こる!

そうなると島の保水能力が下がってしまい湧水が枯れてしまう。

水がないと、参拝者や神社仏閣関係者の飲料水も確保できないし、環境衛生も悪くなってしまう……

 

そんな時になんと大弁財天様夢枕にお立ちになる!

「ここに井戸掘りなさいな」とお告げをくれた!

 

しかしながら湖に浮かぶ小さな島での井戸工事は大変です。

通常で考えると井戸掘っても水出る可能性少ないんじゃないと言われるし、しかも竹生島自体が大きな一枚岩の島だから工事も困難というかなりの悪条件揃いまくり。

 

それでも頑張って約1年井戸を掘った結果、深さ230メートル(湖底下約 130m)から清水が出たのです!

まさにご本尊のお告げどおり!

さすが神さま、すごいね!

 

そんなありがたいお水・瑞祥水は飲用OK、あとペットボトル等に入れてお持ち帰りしてもいいそうです。

夏の島で水は必須!

 

それにしても竹生島に神社や寺ができたのも確か夢枕によるお告げでしたね。

竹生島はそういう土地なのかな。

竹生島・宝厳寺

ありがたい水分を補給して、もうひと頑張り階段を登ります。

竹生島・宝厳寺

登りきって見下ろしてみれば登り口が見えない……

そしてなっかなかの勾配でんなぁ。

宝厳寺本堂・弁財天堂

竹生島・宝厳寺

やっと着きました、宝厳寺本堂・弁才天堂

青い空と緑の木々に映える朱塗りの本堂!かっこいいね!

そしておっきくて全体が収まらない。

竹生島・宝厳寺

本堂内には荒井寛方画伯による「諸天神の図」と「飛天の図」という壁画があります!

これまた必見です。

写真撮影できなかったので、コロナ落ち着いたら直接行って見てね。

 

この本堂に、ありがたいお告げを授けた弁財天様の像が祀られているのですね。

ただご本尊は秘仏なので扉の奥におられるので見れません。

分身の立像の弁財天様がおられます。

ご本尊のご開帳は60年に一度!次のご開帳は2037年です。

弁天様の幸せ願いダルマ

竹生島・宝厳寺

宝厳寺の本堂に来たらぜひやりたいのが「弁天様の幸せ願いダルマ」。

 

可愛らしい弁天様のダルマの中にお願い事を書いた紙をダルマの中に収めて、本堂に奉納するという願かけがあるんですね。

 

やり方は、

  1. お気に入りのダルマを選ぶ
  2. 願い事を紙に書く
  3. 紙を折ってくるくると丸めダルマの下からおなかに入れる
  4. 右奥の献灯台正面の係りの人に申し出る
  5. 初穂料を払いシールをもらう
  6. シールを貼り正面の奉納台にお供えする

という流れです。

 

初穂料は500円です。

シールをもらう時にお渡しします。

 

この弁天様のダルマはそのまま奉納してしまうので、持って帰れないんですね。

代わりにダルマのストラップがあります。

こちらは初穂料500円。

なのでストラップも欲しい方は初穂料1,000円を渡します。

竹生島・宝厳寺

奉納されたダルマは本堂で1年間祈願されます。

ちなみに弁天様のダルマは職人さんによる手作りなので、一体一体お顔が違います。

すでに自分が納めたダルマがどれかわからない……

御朱印は納経所で

ちなみに宝厳寺の御朱印は、階段を登りきった左手の納経所でいただけます。

こちらの納経所でいただける御朱印は、

  • 大弁才天御朱印(大弁天さまの御朱印)
  • 西国三十三所観音霊場 第三十番札所御朱印(千手千眼観世音菩薩の御朱印)

の2種類です。

 

御朱印がいただける時間は、

  • 9:30〜16:30

とのことですがフェリーの就航時間にもよるので、行くときの運行状況を確認して行かれるといいですよ。

 

 

 

えー、長くなったので次回に続きます。

竹生島・法厳寺の基本情報とアクセス

竹生島・宝厳寺

名称 法厳寺(ほうごんじ)HOGONJI temple
創建 神亀元年(724年)
御本尊 大弁才天
ご利益 金運、財運、技芸上達、縁結び、立身出世、等
御朱印 あり(納経所にていただけます)
所在地 〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町竹生島
拝観時間 9:30〜16:30(船の就航時間による)
納経所 9:30〜16:30(船の就航時間による)
定休日 船の運航状況による
駐車場 なし(フェリー乗り場にあり)
アクセス フェリー(長浜港・今津港・彦根港)
TEL 0749-63-4410
URL https://www.chikubushima.jp

 

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