奈良の岡寺には、たくさんの花が浮かべられた華の池や、日本最大最古の塑像・如意輪観音坐像など見所いっぱいなんですが。
まだまだ他にも見所があるのです。
- 奥之院エリアへ
- 瑠璃井と修行大師像
- 奥之院鎮守の稲荷明神社(如意稲荷社)
- 弥勒菩薩が安置されている石窟「弥勒の窟」
- もみじのトンネル
- 三重宝塔
- 大師堂
- 鐘楼堂・厄除けの鐘
- 岡寺(龍蓋寺)のインスタ映えスポット
奥之院エリアへ
本堂前にある龍蓋池の横を通り、その先にある階段を登り奥之院へと向かいます。
境内を流れる川……川?にもたくさんのダリア!
水面を覆い尽くすように流れていく大輪のダリアは圧巻ですね。
さすがフォトジェニックなお寺です。
瑠璃井と修行大師像
奥之院へ行く途中にある「瑠璃井」。
めっちゃブレブレでよくわかんない写真になっちゃった。
弘法大師ゆかりの厄除けの湧水。
『大和名所図絵』に、この湧き水を飲んだら厄を逃れることができるというようなことが書かれているそうです。
今でも水が湧き出ているそうですが、現在は飲むことはできなくなってます。
修行中の弘法大師の像。
足元にはお賽銭が置かれてました。
奥之院鎮守の稲荷明神社(如意稲荷社)
朱塗りの橋を渡った先に、稲荷明神社があります。
橋のたもとにいたお地蔵さんが小さくて丸くてコロンとしてて、かわいかった。
弥勒菩薩が安置されている石窟「弥勒の窟」
鎮守の稲荷明神社のさらに右奥に、石窟があります。
入り口が低いのでかがんで入ります。
中もそんなに広いわけではないので、順番に入ります。
石窟の中には、弥勒菩薩座像の石像。
石窟の中はひんやりしていて、なんとも厳かな雰囲気でした。
もみじのトンネル
石窟を出て、シャクナゲの道を登ります。
残念ながらシャクナゲはすでに時期が過ぎてしまってました。
義淵僧正廟所。
途中、岡寺の開祖・義淵僧正さんのお墓がありました。
さらにもみじのトンネルを歩いていくと、上から本堂を望むことができる場所があります。
ちょっと後ろのブルーシートが残念。
紅葉の時期はきっとまた、すごく綺麗なんでしょうねぇ。
三重宝塔
もみじのトンネルを抜けた先にあるのが「三重宝塔」。
岡寺で一番高台?になるのかな。
眼下には明日香村が一望できます。
「三重宝塔」はもともとは、旧境内地(現在の治田神社境内)に建っていたけれど、文明4年(1472)7月21日の大風により倒壊してしまったそうです。
現在の「三重宝塔」は、昭和59年に『弘法大師千百五十年御遠忌』を契機に復興に着手。昭和61年に実に514年ぶりに再建。
平成6年から扉絵・壁画・琴などの作成に着手して、平成13年に完成したんだそうです。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、軒先に琴が吊るされてるんですよ。
かなり珍しい形ですよね。
あ、普段は残念ながら三重宝塔の扉は閉まってて、扉絵や壁画は見れないんです。
ただ年に一度だけ、毎年10月の第3日曜日の開山忌にはその扉絵・壁画が公開されるそうです。
大師堂
三重宝塔から本堂の方へと階段を降りた先にあるのが「大師堂」。
こちらの大師堂は昭和の初めに建立されたそうです。
弘法大師を御本尊とするお堂。
左の大きな弘法大師は四国の地を巡り修行していた頃の『修行大師像』。
足元にはたくさんのお賽銭がありました。
足腰の健康を祈願して『修行大師像』の御御足を撫でるとご利益があるらしい。
大きな『修行大師像』の左手、お堂の前には大師さまの幼少期のお姿の『稚児大師像』もあります。
こちらには「ご尊像にお手をふれてご祈念下さい」と案内がありました。
鐘楼堂・厄除けの鐘
大師堂から本堂の方へと降りてくると、ちょうど鐘楼堂の前にでました。
厄除けの鐘としても知られていて、自由に撞くことができます。
この梵鐘には7つの穴が空いてるんです。
なんでも戦時中に供出のため材質を確認するために開けた穴らしいです。
ただ幸運にも岡寺の梵鐘は供出を逃れることが出来たらしく、そのことからも、難を逃れた、つまりは厄除けの鐘、また、平和を祈る鐘でもあるそうです
ぐるりと一周して本堂に戻ってきました。
なかなか見所いっぱい、そしてインスタ映えポイントもいっぱいなお寺でした。
岡寺(龍蓋寺)のインスタ映えスポット
わりとどこもインスタ映えスポットなんですが、
- 華の池
- 手水舎
これは間違いないインスタ映えスポットですね。
どこから見てもフォトジェニック!
ただ水面にダリアが浮かべられるのはゴールデンウィーク期間だけなんですけどね。
西国三十三所インスタ映えスポットによると、
- 仁王門
- 三重宝塔
- 奥之院石窟
が挙げられています。
たしかに、ここもフォトジェニックですね。
あとは季節によるかもしれませんが、
- シャクナゲの道(4月中旬 ~ 5月上旬)
- もみじのトンネル(11月中旬~12月上旬 )
- 樹齢500年のさつき(5月中旬~5月下旬)
といったところでしょうか。