【奈良】1300年の歴史を持つ岡寺の本尊・如意輪観音坐像は日本最大最古の塑像

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奈良・岡寺(龍蓋寺)

岡寺は花の寺とも呼ばれるくらい、とにかく花が咲き乱れるフォトジェニックな場所!

しかもそれだけじゃなくめっちゃ歴史も古いお寺なんです。

岡寺の創建は1300年以上前

奈良・岡寺(龍蓋寺)

岡寺は、天智天皇の勅願で創建されます。

天智天皇は大化の改新をおこした中大兄皇子ですね。

義淵(ぎえん)というお坊さんが、天智2年(663年)に草壁皇子の住まいだった岡宮を譲り受けて岡寺を建立することになりました。

場所は、岡寺は奈良県明日香村の東にある岡山の中腹にあります。

ここは当時はまさに飛鳥京の中心地だったでしょうね。

いや〜平安どころか飛鳥時代まで遡るんですね。

さすが奈良、歴史の古さは半端なじゃない。

岡宮を譲り受けたということと、飛鳥の都を見下ろす岡にある寺ということから『岡寺』と呼ばれるようになったそうですが。

正式には、

  • 山号は東光山(とうこうさん)
  • 院号は真珠院(しんじゅいん)
  • 法名は龍蓋寺(りゅうがいじ)

なので、『東光山 真珠院 龍蓋寺』というのが正式名称だそうです。

ただ、昔から『飛鳥の岡にある寺』=『岡寺』と親しみをこめて呼ばれていたので、今では宗教法人としての名も『龍蓋寺』ではなく『岡寺』となってるんだそうです。

岡寺を創建した義淵さんは日本で最初の『僧正』

岡寺の開祖・義淵さんの出生はよくわからないらしい。

ただ伝説によると、子宝に恵まれない夫婦が毎日観音さまにお祈りしたところ、ある夜、柴垣の上に白い布に包まれた赤子がいた。

驚いて赤子を中に連れて入ると、馥郁たる香りがたちまちに家の中に満ちたそうな。

うん、まぁなんか今だったら、色々なんか色々ね、思うところあるけれど、伝説ですから!

で、夫婦が赤子を育てていたら、噂を聞きつけた天智天皇が、これは観音さまの子だ!といって引き取って、草壁皇子と一緒に育てたらしい。

(天智天皇なかなか強引ですね……)

つまり義淵さんも一緒に岡宮に住んでたんですね。

それをお寺にしたと。

この義淵さん、めっちゃくちゃ聡明で優秀なお坊さんだったらしい。

お弟子さんには、東大寺の基を開いた良弁、菩薩と仰がれた行基、などなど奈良時代の高僧といわれる人はほぼ皆、義淵の教えを受けたといわれています。

それっくらい優秀な方だったので、日本で初めて『僧正』という位を与えられたらしい。

龍を封じ込めるくらいのお坊さんですもんね。

【奈良】龍蓋寺(岡寺)はその名の通り龍の眠る寺

岡寺は、真言宗豊山派に属していて、「西国三十三ヶ所観音霊場」の第七番札所でもあります。

そして日本最初のやくよけ霊場でもあります。

岡寺はほんとに岡の上

奈良・岡寺(龍蓋寺)

岡寺は、奈良県明日香村の岡山の中腹にあるといいましたが、ほんとに山ん中でした。

駐車場から岡寺へと向かう坂道の急なこと……

うっかりすると転げ落ちそうなくらい急勾配な坂道でしたよ(^。^;)

奈良・岡寺(龍蓋寺)

坂道を登った先に山門(仁王門)が見えてきました。

重要文化財の仁王門

奈良・岡寺(龍蓋寺)

岡寺の仁王門は国指定の重要文化財。

明日香村の建造物で唯一、重要文化財に指定されているのは、岡寺の仁王門と書院だけなんだそうです。

慶長17年(1612)に建立されたそうです。

ちょっと遠くてわかりにくいですが、門の四隅上に、阿獅子・吽獅子・龍・虎がいるかなり珍しい形なんだそうですよ。

インスタ映えな華の手水舎

奈良・岡寺(龍蓋寺)

岡寺の手水舎にはダリアが浮かんでいて、めっちゃフォトジェニックでした!

インスタ映え・岡寺

超絶フォトジェニックな華の池を過ぎ、

奈良・岡寺・インスタ映え

なんともフォトジェニックな灯篭の向こうには日本最大最古の塑像を祀る本堂が見えてきました。

御本尊・如意輪観音坐像は日本最大最古の塑像

奈良・岡寺(龍蓋寺)

岡寺の本堂にある御本尊は、なんと奈良天平時代作!の如意輪観音坐像。

塑像という、土でできた像としては日本最大最古のものだそうです。

しかも日本・中国・インドの3カ国の土を使って弘法大使が造られたらしい。

奈良・岡寺(龍蓋寺)

如意輪観音といえば6本腕で片膝立ててる像が多いのですが(密教の影響だそうです)、岡寺の如意輪観音像は2本腕で足も結跏趺坐という、いわゆる、胡座?をかいた形で珍しいんです。

本堂の中からは写真撮れないので遠目からですが。

岡寺のサイトに御本尊のお写真がありますので、そちらをご覧いただければ。

http://www.okadera3307.com/honzon/

岡寺の御本尊は日本三大仏でもあります。

ちなみに日本三大仏は、

  • 銅像の東大寺・毘盧遮那仏(奈良の大仏)
  • 木像の長谷寺・御本尊 十一面観世音菩薩
  • 塑像の岡寺御本尊・如意輪観音菩薩

です。

撫で仏の賓頭盧尊者

奈良・岡寺(龍蓋寺)

本堂の縁側?というのかな?に撫で仏の賓頭盧尊者もいらっしゃいました。

身体の悪いところを撫でると癒していただけると言われています。

肩をナデナデさせてもらいました。

肩こりよ消え去れ〜。

開山堂

奈良・岡寺(龍蓋寺)

本堂向かって左にあるのが開山堂。

中には阿弥陀三尊が安置されています。

楼門

奈良・岡寺(龍蓋寺)

開山堂の隣にある楼門。

朱塗りのきれいな建物です。

奈良・岡寺(龍蓋寺)

かつてはここに鐘を吊るしていた鐘楼門だったそうです。

2階部分にはかつては毘沙門天が祀られていたそうです。

今は本堂に安置されてます。

そしてこの楼門の奥には、古書院、表書院、白書院の3つの建物が並んでます。

古書院は重要文化財でもあります。

まだまだ見所は続く

岡寺はまだ奥之院の石窟や三重塔など見所がたくさんあります。

ちょっと長くなったので、次へ続く……

あ、御朱印は本堂の納経所でいただけますよ。

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