金沢城の重要文化財［石川門・鶴丸倉庫・三十間長屋］は年に何度か特別公開されるよ

金沢城にある3つの重要文化財、

• 石川門
• 鶴丸倉庫
• 三十間長屋

これらは普段は非公開なのですが、年間を通して特別公開される日があるんです！

• 金沢城・重要文化財の特別公開
• 金沢城・石川門
• 金沢城・鶴丸倉庫
• 金沢城・三十間長屋
• 金沢城公園へのアクセス

金沢城・重要文化財の特別公開

金沢城公園には3つの重要文化財の建物があります。

• 天明8年（1788）に建てられた「石川門」
• 嘉永元年（1848）に建てられた「鶴丸倉庫」
• 安政5年（1858）に建てられた「三十間長屋」

この3つの建物だけが、明治14年（1881）に起きた火災での消失を免れ、現在まで残っているのです。

金沢城は築城当時から、それはまぁえげつないほどの火災に見舞われてます。

金沢は雷が多いということもあってか、落雷で天守も消失してしまってます。

なので江戸時代もかなり何度も修復改築が行われているんです。

その後、明治になって旧陸軍の管轄になって、取り壊された建物も多く、そんな中で、藩政期の建物がかろうじて残ってきたのがこの3つの建物なのであります。

この石川門・鶴丸倉庫・三十間長屋は、普段から一般公開されてるわけではありません。

ただ、年間を通して特別公開される日があります。

しかも無料で！

なので是非とも特別公開の時はこれら3つの建物の内部を見学することをおすすめします。

令和2年度は、石川門と鶴丸倉庫が

• 冬季（12月〜3月中旬）を除いた土日祝日
• 9:30〜15:30

三十間長屋は、

• 4/29〜5/6、6/6-7、8/8-10、8/14-16、9/19-22、10/18、10/31〜11/4、11/21-23
• 9:30〜15:30

でした。

ゴールデンウィークやお盆、秋の連休などに公開されるみたいですね。

特別公開の期間中は、内部には「城と庭のボランティアガイド」の方が常駐されてるので、色々説明を聞けたりもしますよ。

次回、石川門と鶴丸倉庫が特別公開されるのは、

• 2021年3/20-21、3/27-28

です。

令和3年度の特別公開はまだ発表されてませんが、おそらく似たような感じではないかなと思ってます。

令和3年度の金沢城重要文化財特別公開日の予定が出てました。

https://www.siro-niwa.com/_wp/wp-content/uploads/2021/03/43140b59105204880ab20a7f4fc61baf.pdf

冬季（12月〜3月中旬）以外の週末はほぼ公開される感じですね。

（新型コロナウィルスの感染状況により変更することもあるので、行かれる際は事前に確認してくださいね。）

金沢城・石川門

せっかく特別公開で内部を見に行くなら、基本は押さえておきたいですね。

金沢城のシンボルとも言える、日本３名園の一つ「兼六園」の向かいにある「石川門」。

現存する石川門は、天明8年（1788）に加賀藩10代藩主・前田治脩（はるなが）の代に建てられたもの。

およそ230年前の藩政期の面影を伝える建物なのです。

ちなみに石川郡があった方を向いていたから「石川門」と呼ばれるようになったそうですよ。

お城の構造としては、実は裏門の搦手門にあたります。

高麗門の一の門、櫓門の二の門、続櫓と二層二階建ての石川櫓で構成された枡形門です。

www.tefutefusanpo.net

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金沢城・鶴丸倉庫

「鶴丸倉庫」は、金沢城本丸の北側、鶴の丸広場に建てられた土蔵。

 嘉永元年（1848）に建てられた武具土蔵で、城郭内に残る土蔵としては国内最大規模のものだそうです。

土蔵造２階建、切妻造、桟瓦葺で、加賀藩の大工・山本勝左衛門が手がけたもの。

外壁には石板が貼られていたりと、櫓や城門とはまた違ってデザインの建物です。

明治以降は、旧陸軍の被服庫として使われていました。

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金沢城・三十間長屋

三十間長屋は、安政5年（1858）に建てられたもの。

金沢城本丸附段（本丸の西側の一段低い所）にある、幅3間、長さ36.5間余の2層2階の多聞櫓（長屋状の櫓のこと）のこと。

金沢城では「三十間長屋」と呼んでます。

30間と言いながらも、実際の長さは26間半らしいですが。

石川門と同じように、鉛瓦葺で、石垣の上に建ち、白壁で腰には海鼠塀。

元々は食器類を納めた倉庫だったそうですが、江戸時代後期には武器弾薬を収めていたと言われてます。

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金沢城公園へのアクセス

重要文化財特別公開