【名古屋】笠寺観音(笠覆寺)は縁結びと厄払いのパワースポット

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縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

愛知県名古屋市に笠寺観音という縁結びで有名なパワースポットがあるんです。

名古屋へ旅行に行くときにどこに行こうか色々調べて初めて知ったのですが、なんだかかわいいお寺でした。

尾張四観音の1つ「笠寺観音」

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

名古屋市南区にある笠寺観音。

正式には「天林山 笠覆寺(てんりんざん りゅうふくじ)」と言います。

尾張四観音の1つでもあるそうです。

 

徳川家康が名古屋城を築いた時に、名古屋城を中心として四方にある寺院を名古屋城を守る寺と定めたらしい。

その4つの寺院、

  • 笠寺観音(名古屋市南区)
  • 甚目寺観音(海部郡甚目寺町)
  • 荒子観音(名古屋市中川区)
  • 龍泉寺観音(名古屋市守山区)

が尾張四観音です。

 

ちなみにその年の恵方に最も近い観音様は「恵方の観音様」と呼ばれ、福を求めて多くの人が参拝に来るらしい。

2020年の「恵方の観音様」は「荒子観音」だそうですよ。

 

笠寺観音の由来の縁結びのお話

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

笠寺観音は寺伝によると、天平8年(736年)に、禅光上人という僧侶が、浜辺に打ち上げられ夜な夜な不思議な光を放っていたという流木で十一面観音像を彫り、その像を祀るために天林山小松寺を建立したのが始まりと言われてます。

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

その後およそ200年の歳月が流れ、小松寺は荒廃してお堂も崩壊し、観音様も野晒しになってしまいました。

ある雨の日、美しい娘が雨ざらしでびしょ濡れになっていた観音様を見て、気の毒に思い自分のかぶっていた笠をかぶせてあげました。

その光景を京からやって来ていた青年貴族・藤原兼平(ふじわらのかねひら・鎌倉時代中期の公卿)が偶然目にし、娘を見染めたのです。

兼平公は娘を京に連れ帰り、玉照姫(またてるひめ)と名付けて自分の妻にしたのであります。

夫婦になれた縁を感謝した2人は、この地にお堂を建て、笠をかぶせた観音様をお祀りしました。

この事が由来となって、笠をかぶった寺=笠覆寺(りゅうふくじ)と名付けられたそうです。

 

この美しい娘は、兼平公に見初められる前は長者に仕えていて、こき使われていたらしい。

苦境にあった娘と青年貴族を結びつけたことから、厄よけ&縁結びの観音様として信仰を集めたそうです。

 

その観音様が御堂に祀られている御本尊・十一面観音様ということですね。

なるほど確かにご利益ありそうです。

本堂と玉照姫・兼平公御夫妻の堂

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

こちらが笠寺観音の本堂。

笠の紋がかわいいのです。

玉照姫の縁結びの話を聞くと、なるほど「笠」か!ってなりますね。

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

本堂のすぐ横に玉照姫・兼平公御夫妻のお堂があります。

このお堂は平成14年に再建されたそうです。

本堂の中にある「抱き地蔵」

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

笠寺観音の本堂には、本尊・十一面観世音菩薩、なごや七福神の恵比寿さまなどが祀られてます。

 

あとですね本堂の中には「おもかる地蔵」という小さなお地蔵さまが並んでます。

「抱き地蔵」とも呼ばれていて、お願いごとを心に思いながら、身をかがめて、そっとお地蔵様を抱き上げてお参りします。その願い事によって感じる重さが違うらしい。

これは是非やらねば。

結果は……ちょっと重かった……

叶うまで時間かかるってこと……?

笠寺観音のご利益

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

笠寺観音のご利益は、

  • 縁結び
  • 厄除け

の他にも、家内安全、身体健康、交通安全、商売繁昌、入学試験や入社試験の合格祈願、今患っている病気やけがの当病平癒祈願、心願成就、安産成就などのご利益にあやかれると言われています。

 

あ、厄除のご祈祷を希望する場合は本堂で申し込みが必要ですよ。

笠寺観音山門(仁王門)

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

こちらが笠寺観音の山門(仁王門)。

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

木々に覆われててかっこいい雰囲気でした。

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

仁王門には立派な金剛力士像がおいでなされた。

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

仁王門を抜けるとすぐ目の前が本堂。

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

赤と緑のコントラストがすごいな〜。

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

こちらは西門です。

駐車場は西門向かって左側に入ったとこにありました。

水かけ地蔵

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

境内には「水かけ地蔵」というお地蔵さんがおりました。

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

特に謂れとか書いてなかったので由来はわからないけど、お地蔵さんの多いお寺ですね。

六地蔵堂

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

西門から入るとすぐ右手にあった「六地蔵堂」。

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

六種のお姿のお地蔵様が安置されてます。

地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道の六道から救おうとする6種類のお地蔵さまだそうです。

徳川家康が人質交換された場所

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

境内にあった「人質交換の地」の碑。

ここ笠寺観音は、徳川家康が幼い頃、織田家と今川家との間で人質交換された場所なんだそうです。

なるほど、だから信長攻略のマークがあるのか。

 

ちなみに徳川家康は、幼名・竹千代と言いまして幼い頃から人質として転々としてるんですよ。

6歳の時には今川家の人質として駿府へ。

その移送途中の田原城で義母の父・戸田康光の裏切りにあい、織田家の人質になります。

その2年後、今度は今川家に生け捕りにされた織田信秀の子・織田信広(信長の兄)と竹千代の人質交換がされて、今川家の人質になります。

その人質交換された場所がこの笠寺観音なのです。

……ということはもしかしたら「麒麟がくる」で出てくるかな?

さすがにそこは出ないかな?

この前、竹千代が出ては来てましたが、さて?

笠寺観音の市

縁結びと厄払いの笠寺観音(名古屋)

笠寺観音では毎月「6」の付く日は「六の市」が開催されるそうですよ。

さらに「かんのんひろば」というマルシェが毎月第四土曜日に開催されているみたいですね。

なんだか楽しそうです。

 

大晦日には除夜の鐘、節分には節分会・豆まき祈祷があったりと地域に根差したお寺さんみたいですね。

笠寺観音(笠覆寺)のアクセス

所在地 〒457-0051 愛知県名古屋市南区笠寺町上新町83
拝観時間 8:00~16:00
駐車場 あり
アクセス 名鉄名古屋本線「本笠寺駅」下車徒歩約3分
問合せ 052-821-1367
URL http://kasadera.jp

 

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