【金沢】老舗料亭大友楼の味を気軽に楽しめる茶寮「一井庵」の半月弁当で贅沢ランチ

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金沢料亭大友楼、茶寮一井庵、半月弁当

金沢を代表する老舗料亭「大友楼」。料亭は完全予約制なのですが、2020年の春頃から離れにある茶室を「一井庵」として一般開放しているのです。

お食事は前日までに予約が必要ですが、スイーツは予約なしでも利用できますよ。

今回は贅沢に、お昼ご飯に半月弁当をいただいてきました。

金沢の老舗料亭「大友楼」

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

石川県民なら知らない人はいないんじゃないかな?という金沢の有名老舗料亭「大友楼」。

創業はなんと天保元年(1830年)!江戸時代!

 

初代の大友儀左衛門は、加賀藩3代前田利常の頃に、加賀藩の御膳所御料理方を務め、代々加賀藩の料理人として、また加賀藩料理頭として勤めたというお方。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

現在でも代々前田家の料理式や四条流料理等を受け継いでいるという、由緒ある料亭なのです。

 

ちなみに金沢駅の百番街あんとでは、大友楼の駅弁がお手頃価格で購入できますよ。

予約のみで買える、1個1万円越えの駅弁もあります。

加賀藩の茶道教授所であった茶寮「一井庵」

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

料亭は予約必須なのですが、もっと旅行客や地元の人にも、気軽に利用できるようにとオープンしたのが、茶寮「一井庵」

「いっせいあん」と読みます。

 

これまで茶会などで利用されてはいたものの、一般公開されてなかったお茶室ですが、

「観光客だけではなく地元の方にも気軽に訪れていただき、金沢の茶文化や料亭の雰囲気を感じていただける場所になれば」

という思いで、一般に解放されることになったそう。

 

大友楼の離れにあった茶室は、もともと加賀藩の茶道の教授所で、武芸の嗜みとして茶道を教えていた名家・湯川家の建物で、250年ほど前に建てられたものだそう。

正式なお茶室(直心庵)は、月心寺に移築されてるそうです。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

全然知らなかったんですが、以前この辺りをプラプラと散策していたら、大友楼の前になんか看板がある、と思って近づいたら、

あれ!?甘味がある!

しかも予約なしで利用できるっぽい!

お弁当だけどお昼ご飯もあるやんけ!

(でもお弁当は予約いるのね)

とテンション爆上がりしまして、この度、半月弁当を予約してお昼に訪れたのであります。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

大友楼の暖簾をくぐり、仲居さんに案内され奥へと進みます。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

入り口にあった、掛け軸?

立体的なこれはなんというんだろう、たぶん漆かな?

なんか料亭とか旅館にありそうなやつ。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

通路の横にはなんとも風情ある日本庭園。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

茶寮「一井庵」は建物の奥にあります。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

風情ある水屋。

そしてその奥には、

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

庭園を望む茶室!というかお座敷といってもいんじゃないかな、な和室。

席は全部、庭に面した並びになってました。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

茶室の入り口に「一井庵」の由来が書いてありました。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

お弁当と治部煮は要予約

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

目の前にはまたなんとも風情ある庭園。

茶寮「一井庵」(大友楼)は、尾山神社の近くで、周りはビルに囲まれたオフィス街なんですけどね。

とてもそうは思えない、静かな世界。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

こちらが茶寮「一井庵」でいただけるお食事メニュー。

  • 治部煮
  • 半月弁当
  • 松花堂弁当

は前日までに予約が必要です。

デザート、ドリンクは当日追加注文OK。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

こちらがデザートメニュー。

庭園を見ながらいただく半月弁当

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵、半月弁当

お弁当にはご飯とお吸い物、お漬物もついてます。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵、半月弁当

半月弁当はこんな感じ。

内容は、

  • 口取8種
  • 炊合せ
  • ご飯
  • 吸物

で2,420円。

プラス800円でデザート&ドリンクを付けられます。

 

松花堂弁当はお造りがプラスされる感じかな。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵、半月弁当

いや〜美しいね。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵、半月弁当

半月弁当アップにしてみた。

1品1品丁寧に作られてます。

紫陽花の花が添えられててかわいい。 

加賀野菜の打木赤皮甘栗かぼちゃのにものがあったり、季節の旬のものから石川産の食材が使われてて、どれも美味しいこと。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵、半月弁当

庭を眺めながらいただく料亭の味。

なんて贅沢……!

ご飯にまぶされてるのは、ふぐ子です。

石川県の誇る珍味なんですが、ふぐの卵巣を粕漬けにしたものです。

フグの卵巣といえばフグ毒がある部分なんですが、その毒を抜いて珍味にしたのが「ふぐの子糠漬け」です。

石川県でしか作られない究極の珍味です。

塩気があって、これがまたご飯が進むのです。

お酒のアテにもおすすめです。

 

お弁当なのでそんなに量はないかと思いきや、思いのほか結構お腹も膨れました。

味は間違い無くどれも美味しい。

お茶も大きめの急須でたっぷりいただけるのも嬉しい。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

庭を眺めながらのお食事。

贅沢ですねぇ、まさに至福の時。

 

庭の向こうに見えてるのは料亭のお座敷かな?

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

茶寮「一井庵」の入り口横におっきなヤカンがありました。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

陶器、かな?

なんだろう茶室だからヤカン?

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

茶寮「一井庵」の手前の、お座敷へと通じる通路。

めっちゃ風情ある。

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

必死に風情ある写真を撮る友人。

気持ちはわかる。

自分もこんな感じになってんだろうなー……

ちょっと贅沢な時を過ごせる茶寮「一井庵」

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵

加賀百万石の料理人を務めてきた由緒ある料亭「大友楼」。さすがに料亭は敷居が高すぎですが、茶寮「一井庵」は気軽に楽しめる感じです。

築250年という歴史ある建物でいただく、金沢の料亭の味。

お弁当は要予約だけど、スイーツなら予約なしでも利用できるので、かなりオススメです。

尾山神社のすぐ近くと、金沢観光の場所としても行きやすい立地。

なのに一歩中に入ると、静かで落ち着いた時間が流れていて、のんびりとくつろげます。

なにより美味しい。

金沢にお越しの際には是非訪れてみては。

茶寮・一井庵(大友楼)へのアクセス

金沢料亭大友楼、茶寮一井庵 

名称 茶寮「一井庵(いっせいあん)」(料亭大友楼内離れ)
所在地 〒920-0918 石川県金沢市尾山町2−32
営業時間 11:00~16:00
定休日 水曜日
駐車場 なし
アクセス 「南町・尾山神社」バス停から徒歩約1分
TEL 076-221-0305
URL http://www.ootomorou.co.jp
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