【富山】老舗旅館「だんごや」さんの「大岩山そうめん」をいただく

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大岩山そうめん・だんごや

滝行”をすべくやってきた富山県は「大岩山日石寺」。

大岩山といえばそうめん

というくらい素麺が有名な地域だそうです。

これは是非食さねばと思ったら、“滝行”体験プランにちゃ〜んと入ってるんですよ!

大岩そうめんが♪

お食事処や旅館が立ち並ぶ大岩山日石寺百段坂

大岩山そうめん・だんごや

今回、“滝行”メインで訪れたので本堂近くの駐車場に停めまして、実は百段坂は登っておりません。(・・*)ゞ 

大岩山そうめん・だんごや

大岩山日石寺の参道になる百段坂には、お食事処や旅館が立ち並んでいます。

本堂の上からもその様子がちらと見えますね。

上から見ただけでも結構大変そうな坂であります。

百段坂にある各お店でも『そうめん』がいただけます。

立山連峰の麓にあるので山菜、川魚なども美味しいそうですよ。

和スイーツもあるので、お不動さんを参拝した後にほっこり甘味をいただくのもいいですね。

ちなみに百段坂のスタート地点近くには、これまたそうめんが有名なドライブイン「金龍」さんがあります。

老舗旅館でいただく大岩そうめん

大岩山そうめん・だんごや

百段坂の終点、大岩山日石寺の本堂横には、

  • 大岩館
  • だんごや

という2件の旅館があります。

大岩山日石寺の“滝行”プランでいただく精進料理の大岩そうめんは、このどちらかの旅館でいただきます。

大岩山そうめん・だんごや

手前側にある「大岩館」さん。

こちらは大岩で一番古い歴史を持つ料理旅館だそうで、建物は木造3階建てで、なんと大正時代に建てられた築90年を超えるという歴史ある旅館。

大岩山そうめん・だんごや

奥にあるのが料理旅館「だんごや」さん。

こちらも創業約125年という老舗の旅館です。

江戸時代の旅籠のような、なんとも言えぬ雰囲気が素敵ですね。

まさに水戸黄門さまの世界。

今回こちらの「だんごや」さんで大岩素麺をいただきました。

老舗旅館「だんごや」

大岩山そうめん・だんごや

創業約125年という老舗旅館「だんごや」さん。

大岩山そうめん・だんごや

お店の中も昔懐かしいようなほっこりした、なんとも落ち着く雰囲気。

田舎のおばあちゃん家に来たみたいな懐かしい感じですね。

大岩山そうめん・だんごや

入り口には素敵な和雑貨もありました。

現在は5代目だそうですが、何度も改装を考えたそうです。

いやでもこの雰囲気素敵だし、今ではかえって貴重だし残して欲しいと思うじゃないですか。

やっぱそう思う人も多いらしく、今は絶対に守らなければ!と思ってるそうですよ。

「だんごや」さんのサイトに書かれてた、

最近、「伝統とは革新の連続である。」という言葉をよく耳にします。

先代から伝えられるは・・・

「毎日を飾らずとも大胆に、自然の恵みを壊さずありがたく頂き、常に旅館だんごやらしさを追求し続けなさい。」

今思うと、昔の当たり前そのものが逆に現代から見ると革新であるというか、長年続けてきたこと自体が革新なのではないかと思う今日この頃でございます。

館主からのご挨拶|旅館だんごや

という言葉が素敵ですね。

大岩とそうめん

大岩山そうめん・だんごや

お店には大岩とそうめんについて書かれた案内板がありました。

そうめん』の成り立ちは室町時代だそうで、その頃のそうめんは高級品!

宮中の宴会やお寺でしか食べることができなかったそうです。

われわれ庶民が『そうめん』を食べれるようになったのは、なんと明治時代以降になってからなんだそうですよ。

今では普通に食してますけどね。

明治元年が1868年なので150年くらい前までは『そうめん』は高級品だったんですよ!

で、大岩でどうして『そうめん』が有名になったのかというと、室町時代から戦国時代にかけて大岩山日石寺は最も栄えていて、僧兵もたくさんいたそうです。

つまりめちゃめちゃ力があったということですね。

高級品のそうめんが食べれるくらい。

戦国時代の僧院は相当な権力を持ってますからね!

しかも『そうめん』は乾物だから日持ちもしやすい!

持ち運びも楽!

茹で上がりも早いし食べやすい!

という利点が多いからかなり重宝されたそうですよ。

そして何よりお坊さんにとっては精進料理にもってこいですもんね。

大岩そうめんの特徴

そして大岩そうめんの特徴は、

  • どんぶりに盛り付けられお汁がたっぷり
  • 盛り付け方が独特で糸が並んだように美しい
  • 大岩の冷たい水にさらされてコシがとっても強い
  • そうめんは2年ねかせた3年ものを使用
  • 寒い時は暖かい「にゅうめん」として食べられる

ということがあげられるそうです。

そうめんって寝かせるんだ?

え、ねかせるんだっけ?

初めて聞いた気がする……

精進料理と大岩そうめんをいただきます

大岩山そうめん・だんごや

大岩そうめんについての予習を済ませたところでタイミングよくお料理がきた!

おそらく通常は山菜定食として供されてるものじゃないかなと思われます。

大岩山そうめん・だんごや

精進料理とは言え、なっかなかに豪華ですよ。

しかもちょっとだけど鴨肉もある。

あれ、いいのかな?

まぁいいか。

これから滝に打たれるにあたって体力つけないとね。

そしてこれがウワサの大岩そうめん

なるほど確かに、糸が並んでるように綺麗に盛り付けられてる。

ちなみに訪れたのは9月下旬で、まぁまだ残暑も残る暖かい時期。

そうめんは冷たいお素麺でしたよ。

つゆに使ってるのでぱっと見、にゅうめんかなと思ったら違います。

そうめんです。

そして確かに普通の素麺よりもしっかりコシがある!

出しが美味しい。

優しいんだけど味がしっかりしてるんだな。

全部飲んじゃった。

薬味は葱と生姜だけなんだけど、美味しいね。

山菜も美味しいの。

お料理は大岩山の天然水を使ってるんだって。

だからかな。

自然の味わいがおいしいよ。

大岩山そうめん・だんごや

ちなみに素麺だけいただくこともできますよ。

あとちょっと白玉だんご気になりますね。

お持ち帰りできるのか。

そういえば、大岩山日石寺の社務所のお姉さんが案内してくれたのですが、お店ごとに素麺の味、お出汁かな?が違うんだそうです。

お隣の「大岩館」さんと「だんごや」さんの素麺は味に違いがあるそうです。

なので素麺食べ比べとかしてみるのも面白いかもしれませんね。

ちなみに滝行体験プランでは「大岩館」さんと「だんごや」さんのどちらかに案内されるんですが、どちらに案内されるかはその時にならないとわからないそうです。

大岩山そうめん・だんごや

「だんごや」さんの店内に、映画『おおかみこどもの雨と雪』のポスターがありました。

なんでもの舞台のモデルになったという花の家が、同じ富山県上市町にあるそうです。

ただ、花の家までの道は、急な坂道と離合の難しい狭い道らしく、慣れない方の自家用車でのお越しは、ご遠慮いただけると幸いですとのことでした。

旅館「だんごや」さんへのアクセス

大岩山そうめん・だんごや
名称旅館だんごや
所在地〒930-0463 富山県中新川郡上市町大岩32
駐車場なし(大岩山日石寺の駐車場)
アクセス北陸自動車道「立山I.C」から車で約15分
TEL076-472-2306
URLhttp://www.ryokandangoya.com
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