ヘアドネーションができる長さは31cmからだけど漆刷毛ヘアドネーションなら15センチからでもOK

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数年ぶりに髪をバッサリ切りました

前回切ってから3〜4年?4〜5年くらい伸ばしてたので結構な長さがあったので、久しぶりに“ヘアドネーション”しました

ヘアドネーションとは

“ヘアドネーション”とは、病気や事故などで髪を失った李、様々な理由で頭髪に悩みがある子どもたちのために、寄付された髪の毛を材料に医療用ウィッグを作り、無償で提供する活動のこと

ヘアドネーションを行うには、ヘアドネーション活動を行っている団体に髪の毛を寄付します

寄付された髪の毛は、トリートメント処理などをしてウィッグに加工され、必要とする子どもたちに届けられます

ヘアドネーションによる医療用ウィッグは100%人毛でできているので、見た目や質感がとても自然

髪の毛がないことで「人に会うのが恥ずかしい」「学校へ行きにくい」といった悩みを抱える子どもたちの社会復帰を手助けする、重要なアイテムでもあります

ヘアドネーションができる条件

よし!じゃぁ自分も切った髪を送ってヘアドネーションしよう!

ってなったあなた、ちょっと一旦落ち着いて

実は“ヘアドネーション”を行うにはいくつかの条件があるのです

  • 31cm以上の長さがある
  • 髪が完全に乾いている
  • 切り口を輪ゴムでしっかりまとめている
  • 髪の束は同一人物ごとにまとめている

ヘアドネーションを行っている団体はいくつかありますが、こちらにあげた基本的な条件は大体どこの団体も同じかなと

カラーリングやパーマをしていたり、白髪・くせ毛といった方でもヘアドネーションに参加できますが、条件は各団体によって異なるので、自分が送るヘアドネーション団体の条件をしっかり確認しておきましょう

ヘアドネーションを行っている団体

“ヘアドネーション”はもともと、アメリカの団体「Locks of Love」などが行っていた活動で、日本では2009年に国内初のヘアドネーション団体「NPO法人Japan Hair Donation&Charity(JHD&C)」が発足したのが始まり

日本でヘアドネーションを行っている主な団体は

それぞれの団体で寄付できる髪の長さや、質など条件が違ったりするので、各団体の条件や内容をしっかりチェックして送りましょう

ヘアドネーションの髪は31cmが最低限の長さ

こちらが自分の切った髪の毛

なんとかろうじて31cm……なかった……

一番長いところはまぁなくはないかもしれないが、いやーこれは微妙に長さが足りなかった

基本的にヘアドネーションが受け付けているのは切った髪の長さが31cmからなんですね

小児用の医療用ウィッグでは、髪を半分に折り返して使うため31センチが最低限必要な長さなんだそうです

なので実際には40cmとか50cmとかあった方が女の子用のフルウィッグが作れるらしいんです

どのようにして医療用ウィッグが作られているかはこちらのサイトに詳しく載っていますよ

やっぱり50cmとかの長い髪は少なくて重宝されるみたいですね

ただ、団体によっては15cmや20cmからヘアドネーションを受け付けている団体もあります

15cmや20cmからでもヘアドネーションできる団体

以前は、『つな髪』さんで、15cm以上31cm未満の髪の寄付を受け付けておりましたが現在は受け付けておりません

ヘアドネーションする際は、寄付する髪を切った後に、自分の髪型を整えてカットしてもらうため、そこまでギリギリでは切れなかったりするんですよね

なかなか30センチ以上の髪を寄付するのはまぁまぁ大変

長くなればなるだけ手入れや乾かしたりも大変ですし、そこまで伸ばし続けられるかってゆーとこもありますね

自分はもう切りたい!ってなってしまって切っちゃったら、あ、ちょっと短かったってなったのですが……

20cmからできるヘアドネーション

『東京義髪整形』さんでは20センチからでもヘアドネーションを受け付けていらっしゃいます

ヘアドネーションの条件としては

  • 必要な髪の長さは、縛ってカットする部分から毛先まで20cm以上
  • 軽く引っ張ると切れてしまうなど極端に傷んだ状態でなければOK
  • カラーやパーマをした髪でも寄付が可能
  • カットする時は、ゴムで何本かの束に分ける
  • 完全に乾燥した状態でカット

という感じです

送るときの注意点は、

  • ポリ袋に入れてレターパックや厚手の封筒で送付
  • 必ず、住所・氏名・電話番号を書いて同封
  • 髪をラップやアルミホイル、ティッシュなどで包まない
  • 髪の根本部分を接着剤などで固めたりしない
  • 複数人で寄付される場合は、個別に仕分け
  • 送料につきましては、提供者負担
  • 寄付される毛髪の用途指定はできない(特定の方のウィッグ用など)
  • 送付前の事前連絡は不要
  • 寄付して頂いた方には感謝状を送付
送付先

〒110-0003 東京都台東区根岸3-13-8 (株)東京義髪整形HD事務局

現在調べてみたところでは30センチ以下でヘアドネーションを受け付けている団体はこちらの『東京義髪整形』さんだけみたいです

15cmからできるヘアドネーション

実はもう1件、15センチからでもヘアドネーションを受け入れているところがありました

それは漆芸に使われる漆刷毛のヘアドネーションです!

まぁ医療用ウィッグではないのですが、日本の伝統工芸の漆工芸に使われる刷毛は人毛でできているそうなんです!

「漆刷毛」は、漆職人が漆を均一に塗るために不可欠な道具で、現在も手作業で作られているそう

その刷毛の毛の部分には、天然の人毛が最適とされていて、特に日本人の髪の質(太さやコシ、油分の少なさ)が理想的なのだそう

国宝や世界遺産などの修理にも使われる漆刷毛、なかなか人毛を集めるのも大変らしく中国からの輸入に頼っているそう……

自分の髪が日本の伝統工芸の役に立つならその方がいいな!

というわけで今回は漆刷毛にヘアドネーションすることにしました

漆刷毛ヘアドネーションの条件

『漆刷毛ヘアドネーション』とは、伝統工芸である漆塗りに使用される「漆刷毛(うるしばけ)」の製作に役立てるために、髪を寄付する活動のこと

通常のヘアドネーション(医療用ウィッグのための髪の寄付)とは違って、日本の伝統工芸の保護や継承を目的としたドネーションです

「漆刷毛」へのヘアドネーションの条件

「漆刷毛」へのヘアドネーションの条件は、

  • 15センチ以上あれば大丈夫(大体で十分)
  • カラ-リングしてあっても大丈夫
  • デジタルパ-マも大丈夫
  • ゆるいパ-マも大丈夫
  • ブリ-チも大丈夫です
  • 白髪混じりも大丈夫

だそうです

15センチ以上あればOKって感じですね

「漆刷毛」ヘアドネーションへ送るときの注意点

送るときの注意点は、

  • 髪は輪ゴムなどでしばる
  • 濡れている髪は乾かしてから
  • ポリ袋などに入れるか、紙に包んで送る

送るときは普通郵便やレターパックで送りましょう

送り先

〒170-0013 東京都豊島区東池袋2-62-8-11 泉清吉

こんな感じですね

一人分なら長3封筒でも入りました

……こーゆう時って、「様」じゃなくて「御中」でよかったんですよね……?

髪を31センチ伸ばすにはどれくらいかかる?

余談ですが、髪の毛を31センチ以上伸ばすにはどれくらい時間がかかるのかというと……

一般的に髪の毛は1日に0.3mm~0.4mm伸びるといわれています

つまり1か月でおよそ1cm〜1.5cm、早い人では2cm伸びる人もいるらしい

1年で髪の毛は12cm〜15cmほど伸びるという計算に

31センチ以上伸ばそうと思うと、まぁ大体2〜3年はかかりますね

さらに長く50センチを目指すなら4〜5年はかかりそうですね

ある程度伸びると毛先の状態やキューティクルも気になってくるので髪の毛のお手入れも大事です

以前ヘアドネーションしたのは、2017年と2020年でした

まぁ大体3、4年おきに髪の毛が切りたくなるんでしょうね

腰まであった髪を切って、人生初のヘアドネーション! 2年半ぶりにヘアドネーション。「ありがとう」といろんな国の言葉で書かれた受領証が届いた

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