てふてふさんぽ

ど田舎のぐうたらフリーランス・デザイナーの備忘録とゆるふわ旅日記、ときどきフィギュアスケート

【金沢城めぐり】かつて天守があった金沢城の「本丸」は今は緑あふれる散策路

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金沢城本丸園地

加賀百万石を築いた前田家の居城・金沢城

日本のお城といえばやはり天守を思い浮かべる方が多いですよね。

ただ、現在の金沢城には天守はないのです!

というか天守のあった本丸は緑あふれる森となっています!

金沢城本丸跡地

金沢城本丸園地

金沢城の本丸は、金沢城公園の西側の高台にあります。

本丸の正門は、三十間長屋の向かいにある鉄門

鉄門を通った先が本丸園地と呼ばれる場所です。

金沢城本丸園地

石川門から来ると、左奥です。

ちなみに金沢城の本丸は現在は本丸園地と呼ばれています。

緑あふれる金沢城本丸園地

金沢城本丸園地

本丸といえばお城の中心、お城の中心といえば天守!

なのですが、鉄門を通り抜けた先は、とても天守があるとは思えない緑あふれる散策路!

城というか森?林?

金沢城本丸園地

実は現在の金沢城の本丸には天守どころか建物が残っておりません!

でもかつてはここに天守や本丸御殿があったんです!

 

金沢城本丸は、かつては加賀一向宗の拠点・金沢御堂があった場所だと伝えられています。

天正8年(1580)に織田軍の柴田勝家が金沢御堂を攻略!

なぜか佐久間盛政が入城!金沢城と名前が改められる。

天正11年(1583)賤ヶ岳の戦いの後、金沢城城主として前田利家入城!

利家公はただちに本格的な築城に着手!

城内の最も標高の高い場所、現在の本丸園地、に5層建の立派な天守を造る

いつ頃完成したかははっきりしませんが天正14年(1586)頃ではないかと言われてます。

しかし!

せっかく建てられた立派な天守も、慶長7年(1602)に、なんと落雷により炎上!火薬庫にまで引火して本丸にあった建物は殆ど焼失

代わりに建てられたのが3層の物見櫓。

そして本丸には天守の代わりに御殿が建てられる。

しかし!

ふたたび寛永8年(1631)の大火と、宝暦9年(1759)の大火で、本丸御殿も戌亥櫓も焼失。 

度重なる火災で建物の焼失を繰り返した結果、城の中心は二の丸へと移っていき、本丸は次第に手付かずとなっていったとさ。

 

ちなみに金沢は、というか石川県は年間通してえげつないほどに雷が多いです。

雷発生件数全国1位です。

なんなら今でも落雷による火災はあります……

 

でも天守を建ててわずか20年足らずで焼失というのも虚しいですね。

しかもキリシタン大名としても有名な高山右近指導のもと作られたという天守。気になる……

天守焼失後もなぜ再建しなかったのか。ってなるんですけどね。

天守の築城当初は、関ヶ原の戦いの前だったので、特に徳川家に気兼ねすることなく豪勢なお城を築けたんです。

でも焼失したのは慶長7年(1602)、つまり徳川幕府誕生の後。

しかも徳川からは目をつけられていたので、ここで豪華な城を建てると下手すると反逆の意アリとして討伐されちゃうかもしれない。

などなどの思惑が絡み合って、結局金沢城ではその後、天守が再建されることはなかったんですねぇ。

 

高山右近指導のもと作られたという5層の天主、しかも本丸には10もの多重櫓が建ち、周囲を多聞櫓が囲んでいたという。

一体どんなお城だったんでしょうねぇ……

金沢城本丸園地

本丸東側の東の丸。

ここももはや緑溢れすぎる森! 

スダジイの巨樹

金沢城本丸園地

金沢城は戦後、金沢大学のキャンパスとして使われていました。

そこときに本丸園地は理学部の附属植物園になっていたそうで、今でもたくさんの種類の樹木が植わってます。

 

本丸園地の散策路の途中には「スダジイの巨樹」というとても大きな樹があります。

なんでも樹齢300〜400年とも言われていて、幹周6.24メートル、樹高15メートルもあるそうです。

もしかしたらこの「スダジイの巨樹」は、金沢城の歴史をずっと見てきたのかもしれませんねぇ。

金沢城本丸園地

金沢城にはスダジイ、タブノキ、ヤブツバキ、モミ、ケヤキなど500種を超える植物があり、多くの野生動物も住んでいます。なんでも1500種類以上の動物がいると推定されています。

金沢市の中心部にありながらこれほどの自然が残っているというのもなかなか珍しいですね。

いわゆるお城の本丸とは違うのですが、金沢城独自の魅力がある場所でもありますよ。

金沢城公園・本丸園地へのアクセス

金沢城本丸園地

所在地 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1
開園時間 [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間)
[10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間)
休園日 無休
入園料 無料
ライトアップ 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など)
日没から午後9時まで
無料
駐車場 なし
アクセス バス「兼六園下」下車徒歩約3分
問合せ 076-234-3800
URL http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門

開館時間 9:30~16:30(最終入館16:00)
入館料 大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円