【春日大社】奈良といえば春日大社!朱塗りの回廊はやっぱり美しいね!

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奈良・春日大社

奈良と言えば、やっぱり「春日大社」!

せっかく奈良に行くなら「春日大社」は外せないよね。

朱塗りの回廊が実にキレイでした。

春日大社の創建はおよそ1300年前

奈良・春日大社

なんと世界遺産でもある春日大社の創建はおよそ1300年前!

 

はじまりは710年。

710年と言えば藤原京から平城京に遷都した年ですね。

奈良時代から1300年近く鎮座しているという、まさに悠久の時が流れる場所ですね。

日本の国の繁栄と国民の幸せを願って、三笠山に鹿島神宮から「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」をお迎えして祀ったことが始まりとされてます。

 

この三笠山は春日大社の裏の現在の御蓋山(みかさやま)のことです。

春日山とも呼ばれるかな。

 

この時に神様を三笠山へとお連れするきっかけを作ったのが中臣氏。

祀られた神様の「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」は、実は中臣氏の氏神様です。

当時の中臣氏といえば、もうすでに政治の中枢で権力握ってましたよねぇ。

中臣氏って後の藤原氏でもあります。

 

 

ちなみに、神社としての形がちゃんと?取られたのは約50年後の768年。

称徳天皇の勅命によって、社殿の造営が始まりました。

そして新たに、香取神宮から経津主命(ふつぬしのみこと)、枚岡神社から天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)が迎えられました。

 

たしか天児屋根命も中臣氏・藤原氏の氏神様です。

 

あ、春日大社という名称になったのは、かなり最近になってからみたいですね。

昭和21年(1946年)に「春日大社」と改称したそうで、それまでは「春日神社」だったそうです。

そして春日大社や春日山原始林を含む「古都奈良の文化財」がユネスコの世界遺産に登録されたのは、平成10年(1998年)でしたね。

春日大社の手水舎は神鹿さん

奈良・春日大社

これは「二の鳥居」ですね。

ちなみに「一の鳥居」は、もっと手前の三条通りと国道169号線がぶつかったところにあります。

 

こんな感じで、まさに神域との境界線みたいですね。

ここは車で大渋滞にはまってて写真撮れなかったなぁ。 

ちなみに「一の鳥居」から「二の鳥居」までは約1.2kmくらいあるらしい。

かなり歩くね。

 

奈良・春日大社

「二の鳥居」のすぐそばに「伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)」という手水舎があります。

この鹿さんが春日大社の手水舎となっております。

なにやら筒のようなものを加えていて、その筒から水が流れ落ちてます。

 

まずは春日大社の御本殿へ行くまでにここで清めて行きます。 

 

奈良・春日大社

そしてすぐそばには「祓戸神社(はらえどじんじゃ)」があります。

「伏鹿手水所」で清めたら、ここでもお参りをしてから春日大社の御本殿へと向かいます。

祓戸神社の御祭神は「瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)」。

罪や穢れを祓ってくださる神様です。

なので手水舎で清めたら、祓戸神社への参拝も忘れずに。

 

ちなみに創建は神護景雲4年(770年)と言われていて、こちらもかなり長い歴史がありますね。記録上では平安中期の寛弘3年(1006年)にはお祀りされていた記録もあるそうです。

 

祓戸神社から表参道と別に左側に伸びる参道があるのですが、「剣先道」といって、春日祭の時に、藤原姓の勅使はこの道を通って本殿へ向かうんだとか。

藤原さん以外は表参道を行きます。

つまり藤原氏専用の道ってことね。

さすが創建に藤原氏が関わってるだけありますね。

そして神社に専用の道があるということは、それだけ藤原氏の権力が絶大だったってことかぁ。

 

奈良・春日大社

残念ながら藤原氏ではないので普通に表参道を行きます。

途中、今度は右へとそれる参道がありますが、若宮などの摂社・末社へと向かう道です。

まずは御本殿へ向かいましょう。

春日大社最大の門「南門」

奈良・春日大社

現在、春日大社の正門となっている「南門」。

春日祭の際に、藤原氏以外の勅使が通る門でもあります。

 

奈良・春日大社

でかい。

なかなかの見応えです。

 

この南門の高さは12m。春日大社最大の門であります。

青空に朱塗りの壮麗な門が映えて実に見事ですね。

かつての平城の都は格や、と想像を掻き立てられますね。

春日大社の御祭神

奈良・春日大社

先ほどもちらっと書きましたが、春日大社の御祭神は、

  • 武甕槌命(たけみかづちのみこと) 
  • 経津主命(ふつぬしのみこと)
  • 天児屋命(あめのこやねのみこと)
  • 比売神(ひめがみ)

 の4柱。

 

武甕槌命がこの春日の御蓋山にやってくる時に乗っていたのが白い鹿だったんですね。

そのため鹿がとても神聖視されているのです。

南門前の神石

奈良・春日大社

南門前に何やら柵に囲われた石があります。

この石、

  • 神様が降臨するための憑代(よりしろ)としてお祀りされた「磐座」
  • 若宮神社のご祭神の「赤童子」がこの地から出現したという「出現石」
  • 奈良時代の宝亀3年(772年)に起きた落雷により落下した社額を埋めた「額塚」

などなど、様々な伝説を持つ石なのです。

実際のところはよくわかりませんが、たくさんの伝説があるのでなんらかのパワーを持った石であることは多分間違いないのであろう。

 

砂ずりの藤 

奈良・春日大社

奥に見える見事な藤棚は「砂ずりの藤」と言うそうです。

どうやら5月初旬頃になるとふじの花房が 1m以上にも延びて、地面にまで届くことから「砂ずりの藤」と呼ばれているのだとか。

藤の花が満開の頃はきっとすごく綺麗なんだろうなと思うけど、残念ながらちょっと早すぎたみたいで、まだまだこれからというところでした。

 

藤棚の前の列は、御朱印をもらう人達の列でした。

結構並んでましたね。

うん、御朱印ブームすごいですね。

慶賀門(けいがもん)

奈良・春日大社

こちらが慶賀門。

西回廊にある3つの門で一番南側にある門。

こちらが元々の正式な門だったみたいです。

ちょうどこの門の向こうが御蓋山になるんですね。

春日祭の時に、藤原氏の勅使が入る門です。

朱塗りの回廊が美しい

奈良・春日大社

春日大社はやっぱりこの朱塗りの回廊が綺麗ですね。

青空と緑に実に朱色が映えます。

奈良・春日大社

むしろ平安時代の装束の貴族なんかが歩いてる方がしっくりくる。

奈良・春日大社

釣り灯篭も綺麗ですね。

昔はこの灯篭1個1個に火を灯してたんですよねぇ。

じっくり堪能するなら特別拝観

奈良・春日大社

こちらが御本殿の全体図です。

世界遺産 春日大社 公式ホームページ/境内のご案内/各種MAP印刷より)

 

実は通常参拝で拝めるのは、南門入ってすぐの「幣殿・舞殿(へいでん・ぶでん)」までなんです。

そのさきは特別参拝になります。

 

南門入ってすぐ右横の受付で特別参拝の初穂料を納めると、中門や、釣り灯篭の東回廊を歩けます。

通常参拝だと観れるエリアが限定されるんですね。

じっくり御本殿を堪能したい場合は、特別参拝がいいと思います。

初穂料も500円です。

 

奈良・春日大社

まぁ通常参拝でも十分に雰囲気は堪能できますが。

 

そして今回、春日大社を訪れたのは、実は別の大いなる目的があったのです。

なのでそこに時間をかけるべく、今回は通常参拝のみで次なる目的地へと移動したのです。( ̄ー+ ̄)

 

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