【金沢五社】逆さ狛犬がお出迎えしてくれる小坂神社

記事内に広告を含みます

金沢五社巡り・小坂神社

新元号「令和」発表あーんどお一日参り「金沢五社巡りツアー」(笑)

安江八幡宮の参拝を終え、次なるは小坂神社へとやって参りました。

小坂神社の創建は717年!

金沢五社巡り・小坂神社

なんと小坂神社の創建は養老元年(717年)!

ん?平安よりも前ってことですね!

すげ〜。

 

延喜式内加賀十三座の中の一社らしいです。

ちょっとよくわからない。

ウィキペディアによると、
『延喜式』という神名帳、神社のリストみたいな書物で、なおかつ「加賀国」に分類されたところに記載されている神社。
ということらしい。

正式な神社帳に記載されてるんだよ!ってことかな?

 

たびたび兵火にさらされたり、一向一揆で消失したそう。

その後、寛永13年(1636年)に加賀藩主の第3代前田利常公により再興されたのであります。

それ以来、加賀藩主前田家もよく祈願に訪れるようになったと。

あと、ちょうど鬼門の方角になるらしく、金沢の北の鎮護の社として城下町の人々からも崇敬を集めるようになったと。

1874年に小坂神社と改称したそうです。

小坂神社は金沢市指定文化財

金沢五社巡り・小坂神社

小坂神社の参道前にあった看板。

小坂神社の石造物群と小坂神社本殿は金沢市指定文化財だそうです。

 

江戸時代から明治時代までの石造物が良好に保存されていて、城下町における神社信仰関連石造物の変遷を見ることができるそうです。

 

さすがに石造物まではよくわからんなぁ。

www4.city.kanazawa.lg.jp

 

小坂神社の本殿は、貞享5年(1688年)に建立されたと推定されていて、それが本当だとすると江戸時代の建物が今も残っているということですね。

 

四間社流造という神社建築では珍しい形式なんだそう。

一般的な神社建築は奇数間が主流らしい。

奈良の春日大社と同じ四祭神が各室に祀られていると。

小坂神社は春日大社の加賀國分社という位置付けでもあるらしいので、その流れから春日大社と同じような形式になってるのかな。

 

本殿は拝殿の奥にあるよ。

肝心の本殿の写真を撮り忘れるってゆーね。(・・;)

www4.city.kanazawa.lg.jp

小坂神社は山の上なので階段を結構登るよ

金沢五社巡り・小坂神社

小坂神社へと向かう階段。

……結構あるな。

五社巡りの看板も

金沢五社巡り・小坂神社

五社巡りの看板も立ってました。

すごい斜めってたけど。

 

どうやらこの看板によると、五社を巡ると

「開運招福所願成就されると云われる」

と書いてある!

 

ほほう( ̄ー ̄☆)

小坂神社の手水舎も龍神

金沢五社巡り・小坂神社

階段の途中にある手水舎。

小坂神社も龍神様でした。

金沢五社巡り・小坂神社

正面から撮ってみた。

小坂神社は手水舎が2箇所ありました。

 

金沢五社巡り・小坂神社

手水舎で清めたら、あともうちょっと。

階段をふたたび登る。

小坂神社の御祭神

金沢五社巡り・小坂神社

小坂神社の御祭神は、

  • 天兒屋根命(あめのこやねのみこと)…春日大明神
  • 武甕槌神(たけみかづちのかみ)…刀剣の神様で相撲の元祖ともされる神さま
  • 比咩大神(ひめのおおかみ)
  • 經津主神(ふつぬしのかみ)…刀剣の神様
  • 饒速日命(にぎはやひのみこと)…物部氏の祖神。呪術の神様

 

掘り下げると大変なことになりそうなので、さらっと。

比咩大神は、特定の神さまの名前というわけでもなくて、神社の主祭神の妻や娘、あるいは関係の深い女神を指すこともあるので……

うーん、地理的には白山さん?のことかなぁ……

 

4月とはいえ、まだ雪も降るので社殿には雪囲いがされてました。

 

参拝は自分で開け閉めするスタイル

金沢五社巡り・小坂神社

雪囲いの中へと進み上を見上げると「小坂神社」と書かれた額が。

歴史ありそう。

金沢五社巡り・小坂神社

小坂神社だけではないのですが、基本、扉しまってるところが多いです。

猫とか虫とか小動物がね、拝殿の中に入って来ちゃうので扉は閉めている神社さんが多いです。

町中にある小さな神社ですからね。今は。

 

なので参拝するときは、自分で扉を開けます。

お賽銭も扉の中です。

お参り終えたら、きちんと扉を閉めて帰りましょう。

 

他に人もいないし、静かだし、扉開けたら本殿の中もすごいよく見えるし、写真撮りたい……ってなったけど、どーかなー失礼かなーと思って結局撮らなかったけど。

どうなんだろう。

 

境内にある摂社の富士社は珠姫の病気祈願所とされたところだそうで、それ以来、病気平癒としての信仰も集めたそう。

 

珠姫は3代前田利常公の御正室で、第2代将軍徳川秀忠公のご息女。

なんと加賀国(金沢)にはわずか3歳の時にお輿入れされたんだよ。

3歳って……

珠姫も金沢ではとても重要なお方なので、金沢で有名な「百万石まつり」の「百万石行列」の珠姫役と利常役が毎年公募されてるのです。

たしか5歳だったか6歳の子しかなれない。

逆さ狛犬と鹿?

金沢五社巡り・小坂神社
金沢五社巡り・小坂神社

小坂神社の狛犬は後ろ足を蹴り上げたような逆さ狛犬。

右側の写真の狛犬ですね。

左側の狛犬は普通に足を地につけてるんだけど。

 

金沢ではわりと普通に見かけるんですけどね、逆さ狛犬。

全国的には珍しいみたいです。

たしかに他ではあまり見ないかな?

 

金沢五社巡り・小坂神社
金沢五社巡り・小坂神社

そしてなぜか、鹿?かな、鹿でいいよね、もいました。

春日大社の加賀分社だから?

 

狛犬じゃないな、狛鹿?

 

小坂神社のご利益

金沢五社巡り・小坂神社

小坂神社のご利益は、

  • 家内安全
  • 商売繁盛
  • 勝負必勝
  • 交通安全
  • 病気平癒
  • 無病息災

など。

 

お守りや御朱印は社殿となりの社務所というか宮司さんのお宅へ。

稲荷社と天神社

金沢五社巡り・小坂神社

小坂神社には本殿へと上がる階段の途中、手水舎のある中腹の左右に、稲荷社と天神社がありました。

金沢五社巡り・小坂神社

お稲荷さん。

金沢五社巡り・小坂神社

こちらは天神様。

 

紅白!になってるんですね。

松尾芭蕉も訪れた 

小坂神社には、あの松尾芭蕉も訪れていたのです。

しかも句会を開いたんだとか。

 

階段の途中に金沢蟻塔会が建てた句碑があります。

句碑には北枝の句「此の山の神にしあれば鹿と月」が刻まれているらしい。

 

小坂神社へのアクセス

金沢五社巡り・小坂神社

小坂神社は国道359号線の「山の上交差点」を卯辰山方面に向かい、ちょっと登ったところにあります。

安江八幡宮からは車で7、8分。

参拝者用駐車場もある。

正面鳥居向かって左側の細い道を上った先に5台ほどの駐車スペースがあります。

ただ、なっかなかの坂道な上に細いので、普通車で上がるのはちょっと勇気いるかも。

金沢五社巡り・小坂神社

道なりにもうちょっと進むと右手に墓地がありまして、そこの駐車場に停めて歩くのがいいかもしれません。

ちなみにこのあたりは卯辰山寺院群をめぐる「心の道」というのがあるようです。

 

次に向かう宇多須神社からは歩いて15分くらいかな。

バスだと「山の上」バス停で下車して徒歩5分ほどで小坂神社にたどり着きます。

 

所在地 〒920-0816 石川県金沢市山の上町42−1
営業時間 6:30〜17:00(拝殿の扉が開く時間)
定休日 なし
駐車場 5台ほど
アクセス 山の上バス停から徒歩約5分
問合せ 076-252-7891

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA