鳥取島根のお土産に「大国さまと白うさぎ」を買っていったらかわいくて好評だったよ

記事内に広告を含みます

大黒さまと白うさぎ

お仕事関係の方々へのお土産をどうしようかな〜と、いろいろ物色していたらなんとも可愛いパッケージを発見!

やっぱり山陰地方(鳥取、島根)ならシジミか鬼太郎かと思っていたけど、そうだ!かの有名な「因幡の白兎」があったではないですか!

しかも見た目もかわいいから女子にも喜ばれるはず!

「大国さまと白うさぎ」にはちゃんと『因幡の白兎』のお話も書かれてるよ

大黒さまと白うさぎ

パッケージの左上の方、ちょうど主人公・白うさぎの耳の上にざっくりと『因幡の白兎』伝説のお話が書かれてますね。

まぁまぁ有名なお話だとは思うけど、知らない人は知らないですからね。

お土産を渡す時に、『因幡の白兎』はこんなお話だよと言って渡せるので楽ですね。

『因幡の白兎』伝説について

この記事でもちょこっと大国さまと白うさぎについて書いてますが、さらに補足すれば、

www.tefutefusanpo.net

 

大国主とその兄弟神たちは、因幡の国に住む八上比売(やかみひめ)というそれは美しい姫がいるという噂を聞いて、よしその美しい姫に会いに行くぞ!

と因幡の国に向かっていたわけです。

 

そうすると、そこにサメをだまして(ワニって書かれてるのもありますが、多分サメだろうという説があります)皮を剥がれてないているウサギがいたんですね。

大国主の兄神たちは、「海水を浴びれば治るぞ」って嘘ついて白うさぎに意地悪したんです。ひどいですねー。

 

当然、さらにひどくなって大泣きしていたところにやってきたのが大国主。

なんで大国主が1人遅れてきたかというと、まるで家来のようにお兄ちゃんたちの荷物持ちをさせられていたんですねー。

まるでジャイアンのようなお兄ちゃんたちですね。

 

で、大国主は白うさぎに「どうしたんだい?」と話を聞いて、かわいそうに思った大国主は手当をしてあげたんです。

優しいですね。

 

むしられた毛も元どおりになって白兎は大喜びです。

そして大国主にこう言ったんですね。

「八上比売はあーんな意地悪な兄たちを選ばないよ。あんなひどいことする兄神が八上比売をお嫁にもらうことなんてできるわけねーし!゛(`ヘ´#)

大国主、あなたのことを八上比売に推薦してあげる!」

的なことを言って、なんと先に行ったはずの兄神たちよりも早く八上比売のもとに行って告げ口、大国主はとっても優しくていい人だよって伝えたんです。

 

で、白うさぎからその話を聞いていた八上比売は、兄神たちの求婚を蹴って、

『私はあなた方じゃなくて、大国主命の元に嫁ぎますから〜』

って言って兄神達を追い返したんですよー。

 

……というのがざっくりとしたあらすじです。

まぁまぁ意訳してる部分はありますが基本こんな感じです。

 

白うさぎは八上比売のペットだったのかな?

 

まぁ白うさぎが八上比売に伝えに行って大国主との仲を取り持ったということになるので、伝令の神として白うさぎも祀られてたりします。

 

確か鳥取県に白兎海岸や白兎神社があります。

ここはまさに『因幡の白兎』の白うさぎが「白兎神」として祀られてるんですよ。

まだ行けてないんだけど……

 

あ、大国主と八上比売の仲を取り持った、縁を結んだということで縁結びのご利益もあるみたいです。

 

うむ。

「大国さまと白うさぎ」のお菓子、女子にピッタリやお土産じゃありませんか。

「大国さまと白うさぎ」についても書いてあるよ

大黒さまと白うさぎ

パッケージの裏には、白うさぎが住んでいたという「淤岐島」についての考察も載っています。

あと白うさぎの傷を治してあげたことから大国主は医療の神様でもあるということも乗ってますね。

 

白兎海岸

ちょうどね、湯村温泉に向かう途中、白兎海岸を通ったんですよ。

海の向こうに島があるんですが。

島の上に鳥居が建ってるのわかりますかね?

どうやらあれが「淤岐ノ島」みたいなんですが……

恋島かもしれない。

行けてないからちょっとわからないな。

Googleマップには「恋島」はあるけど「淤岐ノ島」はないんですよねぇ……

「大国さまと白うさぎ」は一口サイズのおまんじゅう

大黒さまと白うさぎ

山陰銘菓?「大国さまと白うさぎ」の中はこんな感じ。

一口サイズのかわいいおまんじゅうですね。

えっと、絵柄がちょっと消えてるけど、たぶん、白うさぎと大国さま、と傷を治すのに使った蒲(ガマ)の穂かな?

中の餡は、サツマイモの芋餡です。

しっとり甘くて美味しい。

一口サイズだからお茶うけにぴったりですね。

豆知識:大国さまと大黒さまは違う人、神様ですよ

どちらも「だいこくさま」と呼ぶからややこしいんですけどね。

国の字の「大国様」は大国主命です。

出雲大社の主祭神であります。

ただですねぇ、大国主命の大国さまは別称がいっぱいあるんですよ……

ちょいちょい出てくるだけでも、

「大己貴神(おおなむちのかみ)」とか「大物主神(おおものぬしのかみ)」、「八千矛神(やちほこのかみ)」……などなど。

ややこしい……

 

とはいえ、国の字の大国主は『因幡の白兎』の大国さま。

日本の神様です。

 

一方、黒の字を使う「大黒様」もいらっしゃいますね。

こちらは七福神の中にいる神様で、元々はヒンドゥー教の神様なんです。

元をたどると「大黒様」はヒンドゥー教のシヴァ神です。

「大黒天」とも言いますねぇ。

「大黒天」はシヴァ神の化身の1つのマハーカーラのことなんですが、

えぇいややこしいな

で、マハーカーラの、マハーは「大いなる」という意味があって、カーラは「黒とか暗黒」という意味があるんですね。

そこから「大黒」という字が使われるようにもなり、

さらに仏教の一派でもある密教に取り入れられて日本に伝わったんですよ……

 

すでにだいぶややこしいですが、そんなこんなで七福神の中にいる「大黒様・大黒天」は大国主ではなく、シヴァ神の方だったんです。

七福神の成り立ちもややこしいからちょっと今回は置いときます。

 

ただですね、元は違う神様だけど音が一緒じゃないですか。

きっと昔の人もややこしかったんでしょうね。

だんだん、大国様と大黒様が混同されるようになって、大黒様に大国さまが加味されていったんです。

で、今では大黒様ってすごい穏やかな顔してますよね。

でもシヴァ神とか、シヴァ神の化身のマハーカーラってめっちゃ怖い顔してるんですよ。

きっと大国様の優しい雰囲気のが親しまれて広がったんじゃないかな?

 

んでさらに仏教と神道を融合というか融和させるような動きもあって、次第に大国様と大黒様は同一視されるようになっていったと……

 

いやーややこしいですねぇ。

まぁ元々は違う神様だったけど、最近は同一視されるようになってったしあえて区別しなくてもいいんじゃない?みたいな意見もありますね。

 

大国様も大黒様も元をたどると違う神様だけど、音は一緒だし一緒でいいよ!って感じかな。

まぁ個人的には大国主成分が多いような気はしますが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA