【金沢】金沢の冬の風物詩といえば兼六園の「雪吊り」も外せない

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兼六園・雪吊り

金沢の冬の風物詩といえば外せないのが兼六園の「雪吊り」!

兼六園はやっぱり金沢観光では外せないスポットですが、冬にしか見れない景色もあるんですね〜。

兼六園の「雪吊り」作業は11月1日から


兼六園で雪つり始まる 2019.11.1放送

 

冬になると見られる兼六園の「雪吊り」ですが、雪吊り作業を始める日は決まっています。

毎年「11月1日・唐崎松」からスタート!

ここからですね、兼六園だけでなく金沢市内の雪吊り作業が一斉にスタートするんです。

まずは兼六園の唐崎松から始まり、ほぼ必ずと言っていいほど地元のニュースで「雪吊り」作業の様子が流れます。

これを見ると「あ〜そろそろ冬支度か、スノータイヤに換えないとなぁ」ってなりますね。

「雪吊り」とは

兼六園・雪吊り

「雪吊り」は、木の枝を雪の重さから守るために枝に縄を施します。

北陸の雪は湿気を含んでいて重いんですね。

武家屋敷の「こも掛け」と同じ、雪から守るためのものなんです。

 

「雪吊り」といえば「兼六園」が有名だけど、重たい雪から樹木の枝を守るためのものなので、石川県内各地で見られます。

普通に道路の街路樹とか、ごく一般の家庭の庭の木とか。

 

とはいえただ雪から守るだけでなく、見た目の美しさや風情を感じられるような仕上がりにしているところが、金沢の「冬の風物詩」たる所以ですかね。

「雪吊り」は全て手作業

兼六園雪吊り作業

<写真提供:石川県観光連盟>

 

兼六園の「雪吊り」作業は11月1日から12月中旬にかけて行われます。

およそ500人ほどの庭師さんが兼六園内約800箇所の樹木に「雪吊り」を施していくんです。

これら全て職人さんの手作業!なんですよ。

なのでこの「雪吊り」作業期間の11月から12月中旬に兼六園にくると、職人さんの作業風景が見れるんです。

兼六園雪吊り作業

<写真提供:石川県観光連盟>

「雪吊り」の見どころ:唐崎松

兼六園・雪吊り

やはり兼六園で見逃せない「雪吊り」スポットは「唐崎松」ですね。

「雪吊り」もここから始まりますからね。

兼六園・雪吊り

唐崎松は、兼六園でおそらく最も有名な写真映えスポット「琴柱灯籠(ことじとうろう)」からも見えますよ。

写真のちょうど左側の雪吊りが施された松が「唐崎松」です。

兼六園の絵葉書とか、いろんなモチーフになってるので見たらすぐわかると思いますよ。

 

唐崎松は、高さ9m、枝張り20m、幹周り2.6m と実に見事な松で、園内随一の枝ぶりを誇ります。

間近で見ると壮観です。

 

この唐崎松の雪吊りは、まず5本の芯柱が建てられて、総数なんと800本!の縄で枝を吊していくんです。

 

この唐崎松から「雪吊り」が始まるんですが、9mもの木の枝の上での作業なので、雨天や強風の時は危険なので低い樹木から作業が始まります。

兼六園の「雪吊り」は3月中旬まで

兼六園・雪吊り

兼六園の「雪吊り」ですが、もちろん1年中施されているわけではないので取り外し作業が行われます。

「雪吊り」の取り外し作業は、毎年3月15日から1週間ほど。

一番最後に「唐崎松」の「雪吊り」が外されます。

 

唐崎松の雪吊りが外れたら、もうすぐ春ですよ〜ってことですね。

兼六園の「雪吊り」スポット

兼六園・雪吊り

こっからは勝手にオススメの「雪吊り」見どころ&写真映え?スポットをご紹介。

やっぱね、「日本武尊像(みすくみの像)」は外せませんね。

ヤマトタケルと両脇に並ぶ雄大な雪吊り。

いいですねぇ。

兼六園・雪吊り

松が立派だねぇ。

兼六園・雪吊り

あ、日本武尊像(みすくみの像)についてはこっちの記事で書いてるからよければご覧ください。

www.tefutefusanpo.net

 

ヤマトタケルの台座に、ヘビとカエルとナメクジがいるのです。

根上りの松

兼六園・雪吊り

こちらはヤマトタケルの像(正式名称は明治記念之碑)の向かいにある「根上りの松」。

その名の通り、根っこが見えてます。

加賀藩13代藩主前田斉泰(なりやす) が、土を盛り上げてから若松を植えて、松が成長してから土を除いて根をあらわにしたものらしい。

根を見せるために植えた松ってことね。

雁行橋

兼六園・雪吊り

明治記念之碑から琴柱灯篭の方へと流れる曲水にある雁行橋。

V字隊列を組んで飛ぶ雁の群れをかたどって作られたから「雁行橋」というらしい。

 

石の1枚1枚が亀の甲の形をしているので「亀甲橋( きっこうばし)」とも呼ばれてる。

今はこの橋は渡れなくなってるけど、確か以前は渡れたんですよ。この石橋の上を。

なんでも雁行橋を渡ると長寿になると言われていたらしい。

それでめっちゃたくさんの人が渡って、石が磨り減ってしまい渡ることができなくなったらしい。

へぇ〜。

まぁ長寿云々関係なくても渡れるなら渡りたいって思うよねぇこの橋は。

唐崎松

兼六園・雪吊り

当然ながら唐崎松は外せませんね。

対岸に琴柱灯篭が見えますね。

こちらから見ると「雪吊り」の唐崎松がよく見えます。

蓬莱島

兼六園・雪吊り

こちらは琴柱灯篭や唐崎松がある霞ヶ池に浮かぶ蓬莱島。

霞ヶ池を海に見立てて浮かべた島で、不老長寿の神仙島を模したものらしい。

島の形が亀に似てるので拮抗じまとも呼ばれてる。

ちょうど写真右側、唐崎松の方に向かって亀の頭を表してる巨大な石があって、ちょっとわかりにくいけど、反対側には尻尾を表してるという石塔があるんです。

 

島には渡れないから湖畔から眺めるだけですが。

確かに亀に見えなくもない。

兼六園・雪吊り

対岸から見た蓬莱島。

ちょっと遠くて石塔が見えないか。

亀と言われれば亀。

兼六園・雪吊り

霞ヶ池の湖畔には「内橋亭」という茶屋もあるよ。

湖畔に佇むお茶屋さんて風情あるよね。

栄螺山(さざえやま)から見た唐崎松

兼六園・雪吊り

琴柱灯篭の対岸、うちは指定の後ろには霞が池を見下ろせる栄螺山(さざえやま)があります。

頂上までがぐるぐると渦巻いててサザエのようなのでさざえやまです。

 

サザエ山の頂上から霞が池を眼下に見渡せるのです。

城主気分が味わえる、自分的最高妄想スポットであります。

 

なんせここは観光客もあんまり来ない。

超のんびりできるのです。

兼六園・雪吊り

頂上からは卯辰山まで見渡せます。

兼六園・雪吊り

唐崎松と蓬莱島。

兼六園・雪吊り

水鳥が唐崎松に向かって泳いでた。

霞が池と唐崎松

兼六園・雪吊り

栄螺山から琴柱灯篭へと向かう霞ヶ池の湖畔。

唐崎松が綺麗に湖面に映ってて綺麗なんですよ。

 

はっきり言って兼六園では琴柱灯篭付近がそれはもう激混みです。

琴柱灯篭を撮りたい人たちの順番待ちがすごいです。

でも他にもいっぱい綺麗な写真スポットはあるんですよ。

そこまではあんま来ないですけどね。もったいないなぁと思います。

ツアーとかだと時間もないし仕方ないのかなぁとは思うけど。

のんびり心癒すための庭園なのだから、のんびりゆっくり巡るのもいいと思いますよ〜。

琴柱灯篭と唐崎松

兼六園・雪吊り

まぁやっぱりなんだかんだ言いつつも琴柱灯篭は外せないよね。

兼六園・雪吊り

かなりいい感じで琴柱灯篭と雪つりの唐崎松が撮れました!

兼六園・雪吊り

ちょうど人がいなくなった瞬間を狙って撮ったTHE兼六園!的な写真。

雨が降りそうでしかも寒かったからいつもより人が少なかったからこそ撮れた気もする。

兼六園・雪吊り

琴柱灯篭の向こうに見えてるのが「内橋亭」ですね。

兼六園の雪吊り基本情報

兼六園・雪吊り

雪吊り作業 11月1日午前9時から12月中旬頃まで
雪吊り取り外し 3月15日頃から約1週間
作業人数 約500人

 

<兼六園基本情報>

住所 〒920-0936 石川県金沢市兼六町1
入園料 大人320円、6歳以上18歳未満100円、65歳以上無料(要公的機関の証明書)
開演時間 3月1日~10月15日7:00~18:00
10月16日~2月末日8:00~17:00
休園日 年中無休
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
アクセス 兼六園下バス停下車徒歩約3分
問合せ 076-234-3800
URL http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/

 

 

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