野々市市郷土資料館nono(旧魚住家住宅)でタイムスリップ!歴史×蕎麦×レトロ空間

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石川県野々市市にある「野々市市郷土資料館nono」は、江戸時代末期に建てられた町屋風農家「旧魚住家住宅」を活用した歴史的な施設

郷土資料館として、野々市の歴史・文化を五感で体験できるだけでなく、ここでは美味しいお蕎麦も楽しめます

駐車場もあり、アクセスもしやすいのでお出かけ先におすすめの場所です

野々市市郷土資料館nonoとは

「野々市市郷土資料館nono」は、石川県野々市市にある主にこの地域の歴史や文化を紹介する郷土資料館です

江戸時代末期の農村商家である旧魚住家住宅を移築・保存し、館内を一般公開していて、当時の暮らしぶりや歴史が体感できます

「野々市市郷土資料館」の愛称「NoNo」は、“過去の野々市”と“現在の野々市”が重なる場所という意味が込められていて、歴史と現代が交差し、地域のコミュニティとして人々が集う場であることへの想いが込められています

野々市氏の学校では課外学習として訪れることもあるそうです

旧魚住家住宅とは?江戸時代の農家風町家を今に伝える建物

「野々市市郷土資料館」は、江戸時代後期に建てられた「旧魚住家住宅」を移築整備した建物

「旧魚住家住宅」とは、江戸時代末期の安政年間(1854~1859年)に、現在の石川県白山市(旧村井村樋爪)の権右衛門家(屋号:油屋、出口家)によって建てられた農村の商家です

明治33年(1900年)に魚住家がこの建物を買い取り、野々市村西通(現・本町4丁目)へ移築し、自宅兼店舗として使われましたが、昭和50年(1975年)に白山町に移築されました

昭和57年(1982年)からは郷土資料館として使われ、その後平成5年(1993年)には再び現在の場所に移築されました

けっこう何度も移築されていますね

「旧魚住家住宅」の建物の特徴は表側が町屋風、内部は農家構造という複合的な造りが特徴の町屋風農家で、金沢郊外の街道筋によくみられたそうです

「野々市市郷土資料館NoNo」がある通りは江戸時代に北国街道として多くの人々や物資が行き来した通りです

野々市市指定文化財でもあり、天井の梁や土間の造り、昔ながらの囲炉裏など、細部まで丁寧に残されており、歴史に興味のある人はもちろん、建築や町並みに関心のある方にもおすすめです

しかも無料で入館できます

野々市市郷土資料館nono の手打ち蕎麦カフェ

「野々市市郷土資料館NoNo」の中には、本格的な手打ちそばをいただける「のの蕎麦CAFE」も併設されています

蕎麦カフェの営業時間は10時から16時までです

のの蕎麦CAFEメニュー

のの蕎麦CAFEのメニューは、

  • 冷たい手打ち蕎麦
  • 温かい蕎麦

が有ます

暖かいそばは手打ちではないそうです

単品かセットメニューかが選べます

ドリンクメニューにはコーヒー、紅茶などのほか、地元の復刻清酒「猩々」も楽しめます

いわゆる土間部分ですね、がカフェスペースになっています

「旧魚住家」では、にしんや肥料などの商いをしていて、土間部分に商品を並べていたそうです

今はミセノマとしてカフェになっているんですね

歴史を感じながらゆっくり食事ができるのはなんともロマンがあって素敵ですね

野々市市郷土資料館の駐車場とアクセス情報

「野々市市郷土資料館NoNo」には無料の専用駐車場もあります

道路を挟んだ向かい、はくさん信用金庫の隣の砂利スペースが専用駐車場です

「野々市市郷土資料館NoNo」へのアクセスは、

車で
  • 金沢駅から約17分
  • 野々市駅から約9分
  • 金沢西ICから約16分
公共交通機関で
  • 金沢駅から北鉄バスで「西野々市」下車徒歩約5分(340円)
  • 野々市駅南口からコミュニティバスのってぃで「喜多家住宅」下車徒歩約1分(100円)

と、車でもバスでもアクセスしやすい場所にあります

野々市郷土資料館NoNoを見学!歴史と昭和レトロも味わえる素敵空間

ではあらためて「野々市市郷土資料館NoNo」内へと探索へ

入り口は暖簾の後ろ、

こちらのくぐり戸から入ります

けっこう間口が低いので身をかがめていかねば頭をぶつけますよ

お気をつけて

「野々市市郷土資料館NoNo」は、「急魚住家住宅」と展示室で構成されていています

店舗である土間のすぐ横には、見応え抜群の巨大な梁と吹き抜けのある囲炉裏の間

いいですねぇ囲炉裏

真ん中の柱に架けられている振り子時計は毎時刻ボーンボーンと音が鳴るそうです

次の音が鳴るまでゆっくりと館内を見学して回ります

魚住家が商いをしていた頃の大福帳!とそろばん

誰々さんがいくらツケがあって、支払いがいつあって……というのがちゃんと残ってるんですよねぇ

住居として利用されていた部屋

壁が赤い紅殻なんですよね

つまりそれだけお金があったということですね

奥にあるレコードは寄贈品らしいので魚住家にあったものというわけでもないらしい

まぁ郷土資料館ですからね

こちらの囲炉裏、下に引き出しがついてるんですね

奥の本座敷

壁にかけられた馬の絵は冨樫氏の描いたもののレプリカです

インキョノマだったかな

なかなかに立派な造りですよね

こちらの囲炉裏もですね、1本の木をくり抜いて作られているんですよね

なかなかの贅沢品ですねぇ

そしてゴハンバ

炊事場ですね!

昭和初期の頃の炊事場の雰囲気抜群ですね

左側にあるタンスのようなもの、なにかわかります?

なんと冷蔵庫なのですよ!

上の段に大きな氷を入れて冷やすんです

なのでこの頃は氷を扱う氷屋さんもあったんですよ

今どハマり中のドラマ『波うららかに、めおと日和』でも出てきて、おぉこれは!となりましたね

食器棚の横にあった「手榴弾消化器」

え!?手榴弾!?

で、消化器?

とびっくりしましたが、手榴弾「型」消化器ですね

炎に向かって直接投げ込むことで、ガラス球が割れ、中に入っている消火液が飛び散り消火するという代物らしい

2階にも展示室があります

2階の間はやや天井が低いですが昔のタンスや、舟箪笥、長持が置いてあります

1階へ戻り、炊事場の横の廊下を行くと展示室と蔵もあります

こちらの蔵は江戸時代末期の蘭学医・黒川良安を先祖にもつ稲坂家の蔵

家系図なんかもしっかり残ってるんですね

家系図などもみているとなかなかに面白いですよね

さらに奥には、北陸の平安時代の武士・冨樫氏や野々市周辺の歴史に関する資料が展示されています

先ほどお座敷で見た冨樫氏が描いた馬の絵、なんでも室町時代の絵師・雪舟に

「馬の絵は良い、馬以外は描くな」

と言われたらしく馬の絵ばかりを描いていたらしい

蔵の前には江戸末期?昭和初め頃の野々市のジオラマがあります

こうしてみると北国街道沿いに栄えているんだなというのがよくわかりますね

北国街道は、江戸時代の北陸と江戸・京都を結ぶ幹線道路ですね

現在の地図と合わせるとこんな感じですね

主要幹線道路からは外れましたが、北国街道の道は割とそのまま残ってますね

野々市市郷土資料館NoNoの見学ポイントまとめ

「野々市市郷土資料館NoNo」の館内自体はそれほど広いわけではありませんが、結構興味深いものが多く展示されています

この場所自体が江戸時代、加賀藩の主要な幹線道路であり、宿場町だったことも想像しながら、当時の生活ぶりなどを想像しながらめぐると楽しいですよ

だいぶ時間はかかりますが

また資料館のスタッフの方々もとても詳しくて、展示内容だけでなく、この辺りの裏話や昔話なんかも聞けてとても楽しかったです

お話を聞きながら見ていくとより深く楽しみながら学べるので、訪れた際はぜひスタッフの方とのお話も楽しんでみてはいかがでしょう

野々市市郷土資料館NoNoの基本情報とアクセス

名称野々市市郷土資料館NoNo
所在地〒921-8815 石川県野々市市本町3丁目19−24
開館時間9:00~17:00
[CAFE]10:00〜16:00
休館日月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料入館無料
駐車場あり
アクセス(公共交通機関)北鉄バス(南松任方面行き)野々市西口下車徒歩5分
アクセス(車で)金沢駅から約17分
野々市駅から約9分
金沢西ICから約16分
TEL076-246-2672
URLhttps://www.cser.co.jp/nono/

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