【七尾城跡おすすめ城攻めコースを往く:ラスト】本丸跡〜本丸外枡形〜野面積み五段石垣

記事内に広告を含みます

七尾城跡(能登)

  1. 本丸駐車場
  2. 調度丸跡(ちょうどまる)
  3. 旧大手道(きゅうおおてみち)
  4. 樋の水(とよのみず)
  5. 安寧寺跡(あんねいじ)
  6. 三の丸跡
  7. 二の丸跡
  8. 九尺石
  9. 桜馬場跡
  10. 遊佐屋敷跡
  11. 本丸跡
  12. 本丸外枡形
  13. 野面積み五段石垣
  14. 本丸駐車場

をめぐる「七尾城跡おすすめ城攻めコース」、本丸駐車場をスタートして遊佐屋敷跡まで到達!

いよいよ七尾城本丸です!

[七尾城攻め]⑪ 本丸跡

七尾城跡(能登)

いよいよ七尾城の本丸です!

遊佐屋敷跡よりさらに向こうへと続く階段を登った先が本丸!

七尾城跡(能登)

階段を登るとそのまま右手に折れてさらに先へと階段が続きます。

七尾城跡(能登)

階段を挟むかのように石垣が現れた。

右手は階段に沿って続く石垣、そして左手は3段に組まれた石垣が。

すごいな。本丸の標高は300mくらいあるんですけど、そんなとこにこんな大規模な石垣を作ったんだ。

七尾城跡(能登)

いや〜これだけでも絶景かな。

そしてそこはかとなく漂うラピュタ感……

七尾城跡(能登)

石垣ってこんなしっかり残るもんなんだなぁ。

七尾城跡(能登)

階段を登り切った先が、ついに到達!本丸跡!

七尾城本丸跡にある城山神社

七尾城跡(能登)

本丸の中ほどに小高くなってる場所があり、そこに神社がありました。

七尾城跡(能登)

せっかくなので参拝。

こちらの城山神社、昭和17年(1942)の「第1回城山祭り」の際に建立されたそう。

元々この高台は、櫓台があったとされる場所だそうです。

七尾城跡(能登)

参拝して振り返るとそこは、まさに、絶景かな。

上杉謙信も絶賛した天宮の眺め

七尾城跡(能登)

七尾城の本丸跡は、二の丸や三の丸と比べるとそれほど広さはないけれど、遮るもののない山の頂上の開けた場所は、何ですかね、天下取ったー感がすごい。

七尾城跡(能登)

本丸は東西に約50m、南北40mの広さ、本丸から二の丸にかけて城の主郭を構成しています。

石垣は戦国時代の山城に多い野面積み。

七尾城跡(能登)

こちらが本丸の復元CG。

結構崖ギリギリまで屋敷があったんですね。

七尾城跡(能登)

そしてこちらが本丸から見た七尾湾の景色。

能登島まで綺麗に見えますねぇ。

畠山氏が169年間眺め、上杉謙信が絶賛し、前田利家も見たであろう景色が広がっておりますよ。

 

七尾城の戦いで勝利し、七尾城落城後登城した謙信は、

聞きしに勝る名地で、

加越能三カ国の要の地形といい、

要害は山海相応し、

海や島々の風情も絵にもかけない景勝である

と絶賛したそうです。

ベタ褒めですなぁ。

 

山麓に城下町が一里余りも連なり、山頂にそびえる七尾城の威容は「天宮」とまで称されたんだそうですよ。

七尾城跡(能登)

現在は能登島に架かる橋や、小丸山城跡なんかも見えますよ。

 

遠くを眺めるばかりでなく、足元を覗き込むのもお忘れなく。

これまた結構な崖感ですよ。

七尾城跡(能登)

本丸跡には「七尾城址」と書かれた石碑もあります。

この城址碑の揮毫は松波城主・畠山家の末裔である畠山一清氏の筆によるもの。

上杉謙信の居城であった春日山城に向けて建てられているらしい。

背後に広がる石動山

七尾城跡(能登)

七尾湾の絶景を堪能したら、今度は反対側へ参りましょう。

石動山系のたくさんの山々が連なっております。

石動山は、上杉謙信が七尾城攻めの際に石動山城を築いた場所です。

一応、林道城石線でつながってはいるので石動山まで足を伸ばすこともできますよ。

[七尾城攻め]⑫ 本丸外枡形

七尾城跡(能登)

さて、本丸からの戻りは「本丸外枡形」を通って降りますよ。

七尾城跡(能登)

城山神社の奥に、下へと降る道があります。

七尾城跡(能登)

ここがまたなかなかに急で細い道。

七尾城跡(能登)

現在ではあまりこちらの道を通る人が少ないのかな。

かつての登城ルートは本丸西南にあったので、ここ本丸からの下りは枡形構造になってます。

七尾城跡(能登)

ちょっとわかりにくいけど、こう角っと折れてるんですよ。

七尾城跡(能登)

桜馬場や遊佐屋敷跡の後ろの方に出ます。

七尾城跡(能登)

遊佐屋敷跡から見る本丸への道。

丘の上が本丸ですね。

七尾城跡(能登)

そして桜馬場というか遊佐屋敷跡の方へと続いております。

七尾城跡(能登)

こちらが本丸外枡形の復元CG。

今は木が生い茂るだけだけど、こんな感じになってたのかぁ。

[七尾城攻め]⑬ 野面積み五段石垣

七尾城跡(能登)

さて、最後は調度丸へと下り、桜馬場下にある5段の石垣へと参ります。

七尾城跡(能登)

石垣の横の階段を降りていくよ。

七尾城跡(能登)

一段がすごい高かったりするので気をつけて。

七尾城跡(能登)

いや〜石垣、やっぱすごいな。

七尾城跡(能登)

調度丸から見た五段の石垣。

ちょっと写真はわかりにくいけど五段あります。

 

はいここ、見覚えありますね。

「七尾城跡おすすめ城攻めコース」のほぼ最初、本丸駐車場から調度丸についた時に目にした石垣。

いや〜ぐるっと山城七尾城を巡ってから見るとまた感慨もひとしお。

カッコいいわ。

 

ちょうどこの上が桜馬場なんですね。

七尾城跡(能登)

そして改めて調度丸から見上げた本丸。

うん、やっぱカッコいいわ。

そして高低差えぐいな。

[七尾城攻め]⑭ 本丸駐車場

七尾城跡(能登)

再びチップ道を歩き、本丸駐車場へと戻ります。

駐車場には2代畠山義忠公の歌碑がありました。

 

これにて「七尾城跡おすすめ城攻めコース」完全制覇。

七尾城跡は、跡なので建物なんかはひとっつもないんですけど、石垣と曲輪跡があるだけですけど。

それでも古に想いを馳せながら往くのはかなり楽しいですよ。

むしろないからこそ妄想が掻き立てられるというのもありますね。

でもかつてはここにお屋敷があって、たくさんの人々が住んで生活してたんですよねぇ。

 

城跡の山城攻めは初めてでしたが、いやぁ楽しかったなぁ。

山城、いいですね。

ただ運動量がハンパないですけどね。

 

あ、今回の「七尾城おすすめ城攻めコース」なんだかんだ所要時間は約1時間程でした。

あと水分は多めに持っていきましょう。

七尾城跡(能登)

本丸駐車場からさらに先へと進むと「城山展望台」があります。

七尾湾はもちろん、富山湾や立山連峰も一望でき、七尾城本丸後まで見えるというかなり見晴らしの良い場所だそうです。

七尾城跡へのアクセス

能登山城・七尾城

名称 史跡 七尾城跡
所在地 〒926-0031 石川県七尾市古府町、古屋敷町、竹町入会地大塚14-1、2-4、15-2
駐車場 あり
アクセス JR七尾駅から循環バス「まりん号」東回り「古屋敷町」バス停下車、徒歩約40分
TEL 0767-53-8437(七尾市スポーツ・文化課)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA