一眼レフカメラに憧れはあるけど、いざ手に取ってみると、いろんな記号が多いわ、設定もいろいろありすぎてよくわからないわで何度か挫折しますよねぇ……
しかし!
一気に覚える必要はない!
まずは絞り優先オートと呼ばれる「A/Av」からゆっくり始めれば良いということを知り、
できるというところまでいきました。
今回はさらに「ホワイトバランス」を使って写真の色味を変えての撮影をしてみました♪
前回に引き続き犀川緑地の桜並木でカメラ散歩です。
- まずはA(絞り優先オート)から慣れていく
- 続いて覚えたい「ボケ・明るさ・色」
- ホワイトバランスの種類
- ホワイトバランスを変えて撮影
- ホワイトバランス:蛍光灯
- ホワイトバランスで写真の雰囲気が変わる
- 桜にはホワイトバランス蛍光灯が合う?
まずはA(絞り優先オート)から慣れていく
「絞り優先オート」とは、撮影者が選んだ「絞り値(F値)」に対して、ちょうどいいシャッタースピードとかその他諸々の設定をカメラが自動で決めてくれるモードです。
背景をぼかして撮りたい時とか、逆にしっかりピントを合わせたりとか、風景やお花、静物写真を撮るのにおすすめの撮影モード。
カメラには「A」とか「Av」と書かれてます。
まぁ迷ったら「A/Av(絞り優先オート)」にしとけばいい!みたいな感じです(笑)
でも結構いろんな表情の写真が撮れるのでまずは「A」で慣れていくのもいいと思います。
続いて覚えたい「ボケ・明るさ・色」
「A/Av(絞り優先オート)」は「絞り値(F値)」さえ自分で選べばあとはカメラが自動で設定してくれます。
が、「A/Av(絞り優先オート)」でも
- 明るさ
- 色味
も設定してあげることができます。
F値(絞り値):ボケ
まずは「A/Av(絞り優先オート)」で設定する「絞り値(F値)」。
このF値を変えることで写真のピント、つまりボケ具合などを調整します。
ボケ感の写真だけでも十分楽しいのですが、慣れてくると欲が出てくるもんですね。
露出:明るさ
カメラに取り込む光の量を変えることで写真の「明るさ」を調整することができます。
これが「露出補正」と呼ばれるもの。
カメラにある「+/-」が書かれたマークで調整します。
明るくしたいときはプラスに、暗くしたい時はマイナスに調整します。
ホワイトバランス:色
写真を見て、なんか色の雰囲気が違うなぁ……と思った時は色味を変えます。
そのときに使えるのが「ホワイトバランス」!
室内か屋外か、はたまた晴天か曇りかなど、光の状況によってカメラが認識できる色が変わるのです。
なのでもうちょっと赤っぽくしたいとか、青っぽくしたいというときに色味をコントロールできるのが「ホワイトバランス」なのです。
ホワイトバランスの種類
ホワイトバランスには、よくあるシーン、光源に合わせたモードが用意されています。
- オート…カメラが自動的にホワイトバランスを調節
ちなみにNikon D7500 では、オートを選ぶと[AUTO1標準]と[AUTO2電球色を残す]があります。[AUTO2電球色を残す]を選ぶと暖かみのある仕上がりになります。
- 自然光オート…
自然光下での撮影に適したホワイトバランスに調整 - 晴天…
晴天の屋外での撮影に - 曇天…
曇り空の屋外での撮影に - 晴天日陰…
晴天の日陰での撮影に - 電球…
白熱電球下での撮影に - 蛍光灯…
さまざまな蛍光灯での撮影に
カメラの種類によってモードの違いはあるかもしれませんが、基本はこんな感じで、撮影時の状況に合わせて選ぶことができます。
ちなみにこれらは、
- 晴天日陰
- 曇天
- 晴天
- 蛍光灯
- 電球
の順に覚えておくと便利です。
「晴天」の太陽光を基準として、「曇天→日陰」にいくほど赤みが強く、「蛍光灯→電球」にいくほど青みが強くなります。
なので「赤みを足したいな」という時はホワイトバランスを「曇天」に、
逆に「青みをたしたいな」という時はホワイトバランスを「蛍光灯」にするとちょうどいい色味になったりします。
ホワイトバランスを変えて撮影
ではホワイトバランスを押さえたところで実際に撮影してみます。
- F値:4
- 露出:プラス2.3
- ホワイトバランス:オート
とりあえずホワイトバランスはオートで撮影。
ホワイトバランス:オート
- F値:4
- 露出:プラス1.7
- ホワイトバランス:オート
ちょっとだけ露出を変えました。
この状態でホワイトバランスだけ変えていってみます。
ホワイトバランス:電球
- F値:4
- 露出:プラス2.3
- ホワイトバランス:電球
めっちゃ青味が強いですね。
ホワイトバランス:蛍光灯
- F値:4
- 露出:プラス2.3
- ホワイトバランス:白色蛍光灯
程よい青みになったかな。
ホワイトバランス:晴天
- F値:4
- 露出:プラス2.3
- ホワイトバランス:晴天
まぁ、そうですね、普通かな。
ちょっと桜のピンク味が足りないような。
ホワイトバランス:曇天
- F値:4
- 露出:プラス2.3
- ホワイトバランス:曇天
ちょっと茶色っぽいですね。
桜の写真としては色味が違うなぁ。
ホワイトバランス:晴天日陰
- F値:4
- 露出:プラス2.3
- ホワイトバランス:晴天日陰
もはやセピア調の写真になってしまったな。
桜の写真で赤みが強くなるとこうなるのか。
ホワイトバランスで写真の雰囲気が変わる
- F値:4.5
- 露出:プラス1.7
- ホワイトバランス:電球
芝生と桜の写真でホワイトバランスを電球にすると、なんだか早朝のような爽やかな感じになりましたね。
- F値:4.5
- 露出:プラス1.7
- ホワイトバランス:オート
- F値:4.5
- 露出:プラス2.0
- ホワイトバランス:オート
ホワイトバランスをオートに戻すとこんな感じです。
- F値:4.5
- 露出:プラス2.0
- ホワイトバランス:白色蛍光灯
ホワイトバランスを蛍光灯にすると桜のピンクがいい感じですね。
目で見た印象に近いような。
桜にはホワイトバランス蛍光灯が合う?
- F値:4.5
- 露出:プラス2.0
- ホワイトバランス:白色蛍光灯
ちょっと物悲しいような感じはありますが、桜の雰囲気としてはこれくらいピンク味があってもいいですね。
- F値:3.8
- 露出:プラス2.0
- ホワイトバランス:晴天
ホワイトバランス晴天だとこんな感じです。
これはこれで爽やかな春って感じでいいですね。
- F値:4
- 露出:プラス2.0
- ホワイトバランス:白色蛍光灯
目で見た印象に近いのはこっちかなぁ。
- F値:4.2
- 露出:プラス2.7
- ホワイトバランス:白色蛍光灯
- F値:5
- 露出:プラス2.7
- ホワイトバランス:白色蛍光灯
桜の花のアップには、ホワイトバランス蛍光灯がかなりいい感じです!
とりあえず
- ボケ
- 明るさ
- 色味
までは押さえた!
なんかこれだけでもなんでも撮れそう!って思えてきますね!