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金沢城の本丸から見て北東、つまり丑寅の方角にある丑寅櫓跡は、兼六園や医王山を見渡せる展望台になってます。
また金沢城最古と言われる石垣がありますよ。

金沢城では本丸の東側にあるあたりを東の丸と呼んでいました。
今はご覧の通りの森ですが。
この東の丸の隅にも周辺を警戒すべく物見櫓が建てられていました。
それが丑寅櫓跡です。

位置的にはこの辺り。
ちょうど鶴丸倉庫の上あたりになります。
なので鶴丸倉庫から丑寅櫓跡まではけっこう近いです。

鶴丸倉庫のすぐ後ろの坂道を上り、左側の林道を抜けた先が丑寅櫓跡です。

丑寅櫓は本丸から見て北東、つまり丑寅の方角にあるので丑寅櫓と呼ばれています。
物見や本丸の防御を担っていましたが、辰巳櫓と同じく、宝暦9年(1759)の大火で焼失してしまいます。
その後再建されることはありませんでした。

櫓を支えていた野面積みの石垣は、文禄元年(1592)に築かれたものと推定されていて、金沢城内で最古の石垣なんだそうです。
残念なが櫓は残っていないけど、最古と言われる石垣は残っています。

丑寅櫓の建物こそありませんが、現在、丑寅櫓跡からは、兼六園や医王山、そして金沢城の石垣を切り出してきた戸室山などが眺望できる展望台となっております。
目の前に見えるのが兼六園の茶店通りですね。
これは桜の季節はきっと綺麗でしょうねぇ。
奥に見える山々は医王山や戸室山などの山並みですね。
ちなみに左手を見ると卯辰山があります。

桜の時期の丑寅櫓跡から見る景色はやはり綺麗でした。
美しさが伝わらないのはひとえに自分の撮影技術の至らなさ……
あまり人もいないし、桜も一望できてなかなかいい場所ですよ〜。

もちろん金沢城内、とくに三の丸あたりはよく見えます。
実際は櫓から見てたでしょうからもっと見晴らしがいいはず。

手前にある屋根が鶴丸倉庫です。
奥には菱櫓や河北門もバッチリ見えます。
ここも辰巳櫓跡と同じで人が少ないんですけどね。
なかなかの絶景スポットですよ。

| 所在地 | 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1 |
|---|---|
| 開園時間 | [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間) [10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間) |
| 休園日 | 無休 |
| 入園料 | 無料 |
| ライトアップ | 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など) 日没から午後9時まで 無料 |
| 駐車場 | なし |
| アクセス | バス「兼六園下」下車徒歩約3分 |
| 問合せ | 076-234-3800 |
| URL | http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ |
菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
| 開館時間 | 9:30~16:30(最終入館16:00) |
|---|---|
| 入館料 | 大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円 |
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