【金沢城めぐり】二の丸と本丸を結ぶ「極楽橋」の名前は金沢御坊に由来

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金沢城・極楽橋

金沢城の二の丸広場と本丸の間にある空堀にかかっているアーチを描いた木橋は「極楽橋」と言います。

名前の由来は金沢城以前の金沢御坊に由来すると言われてます。

二の丸広場から三十間長屋へと続く極楽橋

金沢城・極楽橋

極楽橋は、二の丸広場と三十間長屋のある本丸へといくときに渡る橋。

橋爪門の方から行くと左側にあります。

自分は、菱櫓から内堀、数寄屋敷石垣とぐるっと二の丸広場の周りを回って行きました。

金沢城・極楽橋

11月後半でちょうど紅葉も綺麗な時期でした。

金沢城・極楽橋

こちらの坂は玉泉院丸庭園へと続くいもり坂

ただこのいもり坂は明治以降に作られた通路なので、江戸時代、藩政期にはなかった道です。

とはいえ紅葉も綺麗で、この坂から見渡す玉泉院丸庭園もなかなかの眺めですよ。

金沢城・極楽橋

極楽橋手前の二の丸広場。

広場に置かれてる灯籠?はライトアップのものかなぁと思います。

極楽往生を願ったといわれる極楽橋

金沢城・極楽橋

金沢城の二の丸から本丸へと行く際に通る極楽橋

上の方に見えているのは重要文化財の三十間長屋

金沢城・極楽橋

こちらが極楽橋

ちなみに現在の極楽橋は、平成3(1991)年に改修工事が行われたときのもの。

 

橋を渡った先の階段は、段ごとに高さや幅が変わっていていたりして、敵が攻めてきたときに登りにくくなってます。

今は間に登りやすい段がついてます。

金沢城・極楽橋

極楽橋という名前は江戸時代から使われていて、金沢御堂に由来するそうです。

 

なんでも昔、金沢御堂に参詣する人は、

朝、念仏を唱えながらこの橋を渡り、

夕方、日本海に沈む夕日を拝んで極楽往生を願って帰った

と言われているらしい。

そのためこの橋を極楽橋と呼ぶそうになったとのことです。

 

金沢御堂とは、一向宗の拠点のお寺ですね。

加賀の一向一揆の拠点ともなっていて天文15年(1546)に築城されてます。

それが天正8年(1580)に織田軍の柴田勝家によって攻略され、天正8年(1580)に佐久間盛政が入城してます。

その後、賤ケ岳の戦いを経て天正11年(1583)に加賀藩初代藩主・前田利家公が入城するのです。

佐久間盛政によって、金沢御坊だった頃のものはほとんど壊されたそうですが、地形はそのまま利用したというふうに考えられてます。

なのでおそらく、この極楽橋もここにあったんじゃないかなぁって感じです。

金沢城・極楽橋

極楽橋を渡った先の階段から見た二の丸広場。

金沢城・極楽橋

菱櫓と五十間長屋も見えます。

手前の工事中のとこは二の丸御殿ですね。

金沢城・極楽橋

極楽橋より先は16時50分で閉まります。 

金沢城・極楽橋

極楽橋は空堀の上にかかってるのですが、空堀も結構な高さがあります。

左のより石垣が高くなってる方が本丸です。

金沢城・極楽橋

極楽橋を渡った先には、重要文化財でもある三十間長屋があります。

金沢城・極楽橋へのアクセス

金沢城・極楽橋

所在地 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1
開園時間 [3月1日~10月15日]7:00~18:00 (退園時間)
[10月16日~2月末日]8:00~17:00 (退園時間)
休園日 無休
入園料 無料
ライトアップ 毎週金曜日・土曜日、祝日の前日など(その他、観桜期や紅葉期など)
日没から午後9時まで
無料
駐車場 なし
アクセス バス「兼六園下」下車徒歩約3分
問合せ 076-234-3800
URL http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門

開館時間 9:30~16:30(最終入館16:00)
入館料 大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円

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