【名古屋】熱田神宮の南門エリアの「別宮八剣宮」の隣には学業成就の「上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)」があるよ

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熱田神宮・上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)

織田信長も参拝した「別宮八剣宮」のあるエリアには、同じ境内に「知恵の文殊様」と呼ばれる命名・学業成就の「上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)」もあります。

「上知我麻神社」は「大国主社」と「事代主社」の3つの社が並んで建ってます。

学業成就の「上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)」

熱田神宮・上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)

熱田神宮の摂社「上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)」。

別宮八剣宮の隣?南西に鎮座されてます。

 

御祭神は「乎止與命(おとよのみこと)」。

かつて尾張国を支配した「尾張国造(おわりのくにのみやつこ)」で、日本武尊の妃で熱田神宮に「草薙神剣」を祀った「宮簀媛命(みやずひめのみこと)」のお父さんです。

熱田の地主神ですね。

学問の神様でもあるそうで、昔から「知恵の文殊さま」と呼ばれていたそうです。

今でも合格祈願に訪れる人が多いそうですよ。

 

ちなみに、学業成就だけでなく「頭痛解消」!にもご利益が期待できるらしい。

もうね、肩凝り首凝りが激しくてたまに頭痛してくるんですよね。

これはしっかりお参りしておかないとな。

 

変わった名前ですけど、「上知我麻」の「知我麻(ちかま)」は地名の「千竈(ちかま)」から来てるのではないかとも言われてるそうです。

実際、名古屋の南区に「千竈通」という地名があるんですよ。

 

いつ創建されたかはわからないそうですが、延長5年(927年)に編纂された『延喜式』に名前が載ってるということなので、少なくともそれ以前から存在していたということになりますね。

平安時代から続くというかなり由緒ある神社ですね。

 

「上知我麻神社」では、熱田神宮とまた別の、「上知我麻神社」の御朱印がいただけますよ。

別宮八剣宮と上知我麻神社のある境内には、「上知我麻神社・社務所」もあります。

 

熱田神宮・本宮に対し、こちらの方はそれほど人も多くなかったので特に行列に並ぶこともなく御朱印をいただけましたよ。

商売繁盛・家内安全の「大国主社」

熱田神宮・大国主社

「上知我麻神社」の両脇には「大国主社」と「事代主社」があります。

 

「上知我麻神社」に向かって右側が「大国主社(おおくにぬししゃ)」。

こちらには出雲大社の御祭神としても有名な「大国主命(おおくにぬしのみこと)」が祀られてます。

「大国様」とも呼ばれるけど、いわゆる七福神の「大黒様」とは違いますよ。

読み方が同じだからややこしいけどね。

 

大国主命といえば、

  • 商売繁盛
  • 豊年満作
  • 家内安全
  • 福徳円満
  • 縁結び

のご利益が期待できますね。

 

やはり商売繁盛!を願うなら外せません。

こちらも商売繁盛・家内安全の「事代主社」

熱田神宮・事代主社

「上知我麻神社」向かって左側のお社が「事代主社(ことしろぬししゃ) 」。

御祭神は「事代主命(ことしろぬしのみこと)」。

隣の「大国主社」の御祭神・大国主命の息子で、「国譲り」の時に建御雷神(たけみかづち)と交渉した神様です。

こちらは七福神の恵比寿様と同一視されてます。

 

そして、事代主命も大国主命と同じように、

  • 商売繁盛
  • 大漁満足
  • 家内安全
  • 福徳円満

といったご利益が期待できるのです。

 

つまり商売繁盛を願うなら「大国主社」と「事代主社」はセットでお参りしないとですね。

お正月には「初えびす」という盛大な祭りがあるらしい

熱田神宮・上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)

上知我麻神社、大国主社、事代主社のあるこちらの境内では毎年1月5日に「初えびす」というお祭りが開催されるらしい。

 

「上知我麻神社」は知恵の文殊様と呼ばれる学問の神様「乎止與命(おとよのみこと)」が祀られているので、1月5日といえばやはり受験!

合格祈願に訪れる人がいっぱい参拝に来るそう。

 

そして両脇の「大国主社」、「事代主社」はともに商売繁盛!家内安全!の神様。

こちらも年の初めに参拝したいご利益の神様ですね。

しかも商売絡みの縁結びにかなり期待できるらしいですからね。

 

午前0時から始まるにも関わらず、一番札や福熊手を求める人でごった返すらしいですよ。名古屋のお正月の風物詩かな?

行ってみたい気もしますが、お正月は大体毎年横浜にいるからなぁ……

あ、なんでも「お札」を頂いて帰る途中、寄り道をすると「福」が逃げる!らしいので知人にあっても口を聞かず一目散に帰宅するんだとか……

んー、それは名古屋に住んでる人じゃないと厳しいな……

茶人が愛した「太郎庵椿」

「上知我麻神社」の正面に当たる鳥居のそばには樹齢300年を超える「太郎庵椿」という名木があります。

残念ながら開花時期とずれていたので完全に見逃しました。

11月末から3月ごろにかけて咲くそうですよ。

 

江戸時代の中頃に、古渡という現在の名古屋市中区に住んでいた茶人・高田太郎庵という方がこよなく愛したということから「太郎庵椿」と名付けられたそうですよ。

なんでも花の形が抹茶碗の形に似ているらしい。

開花時期に行けたら見てみたいですね〜。

上知我麻神社と対になる「下知我麻神社」もある

なんと「上知我麻神社」と対になる感じで「下知我麻神社(しもちかまじんじゃ)」というお社も熱田神宮の北の端にあるのです。

「上知我麻神社」が南の端にあるので、ちょうど南北で挟むような感じですね。

 

「下知我麻神社」は、「真敷刀俾命(ましきとべのみこと)」という上知我麻神社の御祭神・乎止與命の妃で、宮簀媛命のお母さんが御祭神として祀られてます。

旅の安全の神様だそうです。

こちらへ行くときは、一旦、西門から境内の外に出て外を回って「下知我麻神社」へ行くという風になるので、完全に見過ごしました……

熱田神宮を出て、車で横を通った時に気づいた……

 

旅の安全の神様なら参っておきたいとこでしたねぇ。

しまった。

 

まぁ仕方ない。

他にもいっぱい色々行けてないとこがあるので、結局また熱田神宮リベンジかな。

やっぱりおっきな神社は一回で見て回るというのは難しいものですね。

 

 

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