八岐大蛇伝説の地「八重垣神社」で人気の鏡の池で縁占いをしてきたよ

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八重垣神社・鏡の池の縁占い

須佐神社をお参りしたら、次なるは鏡の池の縁占いで有名な『八重垣神社』へ向かいます!

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須佐神社から八重垣神社へ約1時間のドライブ

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どのルートを選んでも八重垣神社までは約1時間。

山陰道を通って再び松江市へ戻ります。

 

宍道湖

しばらくすると目の前に宍道湖が!

 

宍道湖

宍道湖の横を並走する形で松江市まで戻ります。

助手席からの宍道湖の眺めは最高です。(笑)

それにしても宍道湖、でっかいですね。

ここであの肉厚なシジミが取れるんですねぇ。シミジミ(笑)ってオヤジか

 

八重垣神社は松江市からちょっと離れてますが、JR松江駅から八重垣神社へ行く路線バスがあるそうなので車じゃなくても割と行きやすいのではないかと思います。

八岐大蛇伝説の地『八重垣神社』

八重垣神社

八重垣神社に到着。

県道246号線沿いにあるので分かり易かったです。

神社の左奥に駐車場があります。

 

鳥居をくぐるとすぐに手水舎があります。

 

八重垣神社

そして随身門。

この随身門をくぐると狛犬がいるのですが、この狛犬はたてがみに特徴があって、日本の神社に狛犬が登場した初期ごろのものではないかとも言われているらしいです。

一説には1100年代のものとかなんとか…

 

写真撮り忘れてしまったよ…あぅ(ToT)

 

八重垣神社

そして拝殿。

拝殿の奥に本殿があります。

こちらも出雲大社と同じ大社造という神社建築様式。

八重垣神社の創建は神代?

現在の社殿は江戸時代の建物だそうです。

ただですね、八重垣神社の創建は神代まで遡るらしいです。

八重垣神社

境内にある『八重垣神社由来記』によると、

早く出雲の八重垣様に縁の結びが願いたい

という歌は出雲において最も古い民謡で御祭神も八岐大蛇を退治し、高天原第一の英雄素盞鳴尊(スサノオノミコト)と国の乙女の花とうたわれた稲田姫(イナダヒメ)の御夫婦がおまつりしてあります。

素盞鳴尊が八岐大蛇を御退治になる際斐の川上から七里を離れた佐草女の森(奥の院)が安全な場所であるとしてえらび大杉を中心に八重垣を造って姫をお隠しなさいました

そして大蛇を退治して、

「八雲立つ 出雲八重垣妻込みに 八重垣造る 其の八重垣を」

という喜びの歌をうたい両親の許しを得て

「いざさらば いざさらば 連れて帰らむ 佐草の郷に」

という出雲神楽歌にもある通りこの佐草の地に宮造りして御夫婦の宮居とされ縁結びの道をひらき掠奪結婚から正式結婚の範を示し出雲の縁結びの大神として、又家庭和合、子孫繁栄、安産、災難除、和歌の祖神として古来朝廷国司藩主の崇敬が厚く御神徳高い神国出雲の古社であり名社であります。

境内には夫婦椿、傑作な狛犬、神社界日本最古の壁画、鏡の池、八重垣連山(百穴)等あります。

 とある。

んーと、まぁ八岐大蛇を退治した後に、素盞嗚尊が稲田姫と住むために作った宮がこの八重垣神社ですよってことでいいかな?

となると創建は神話の頃になりますねぇ。

ロマンですねぇ…

八岐大蛇と八重垣神社の繋がり

八岐大蛇退治については、須佐神社のとこでもザックリ書きましたが、八重垣神社は稲田姫が避難した場所だそうです。

 

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八岐大蛇を退治する時にスサノオは、佐草にある「佐久佐女の森(さくさめのもり)」の大杉を中心に八重垣を造って稲田姫命の身を隠したそうです。

 

あれ?

櫛に変えて連れてったんじゃなかったっけ?

 

んー、まぁいいか。

 

あ、なので当然、八重垣神社の御祭神は

  • 素戔嗚尊(スサノオノミコト)
  • 稲田姫尊(イナダヒメノミコト)

です。

日本で最初の和歌もこの時詠まれたよ

八重垣神社

八重垣神社の境内にはスサノオが詠んだ日本最初の和歌の歌碑もありました。

本殿向かって左手にあります。

 

「八雲立つ 出雲八重垣 妻込みに 八重垣造る 其の八重垣を」

 

八岐大蛇を退治して、晴れて稲田姫を娶った時の嬉しさを詠んだ和歌だそうです。

 

 

あと新居の宮にも八重垣を巡らせたらしいですよ。

なんか「八」にものすごいこだわりを感じる…

 

まぁこれが八重垣神社の名前の由来にもなってるんですが。

あ、あと「出雲」の国名の由来にもなってます。

 

一応、日本最古の和歌であることは、『古今和歌集』にも須佐之男命が詠んだ歌が起源であることが書いてあるみたいです。

 

 

 

ものすごい余談ですが…

個人的には「八雲立つ」の和歌はどうしても漫画『八雲立つ』のイメージが強すぎて、出雲の怨念でしか読めなくなってる(;^ω^A

 

嬉しいことになんと続編が始まってるし。(´∀`) 

 

日本で初めて正式な結婚をあげた場所でもある

スサノオは、八岐大蛇を退治したら稲田姫と結婚さしてね。って稲田姫の両親に行ってたので、ちゃんとオロチを退治したのでスサノオと稲田姫はめでたく夫婦になったんですね。

 

今までの神様は、本人同士がよければ周囲の反対とか関係なく結婚してました。

 

でも、スサノオと稲田姫は、ちゃんと稲田姫の両親の承諾を得て結ばれたんです。

つまり正式な結婚をしたということになるそうです。

なので、八重垣神社は「結婚式発祥の地」でもあると。

もちろん今でもここ八重垣神社で結婚式をあげることができます。

www.shinwakon.jp

 

スサノオと稲田姫は正式結婚した初めての大神でもあり、新居を構えた場所でもあるとされてるので、そりゃあ縁結びのご利益もありそうですよね。

八重垣神社にある夫婦椿

八重垣神社・夫婦椿

八重垣神社には、夫婦椿と呼ばれる椿が3箇所あります。

上の写真は八重垣神社の鳥居の向かいにある「夫婦椿・連理玉椿」。

 

夫婦椿は、2本の椿が地上で1本にくっついて、仲良く寄り添う夫婦のように見えることから、そう呼ばれているそう。

2本が1本となってるので、一身同体とか愛の象徴として神聖視されてます。

 

稲田姫が地面に立てた2本の椿の枝が芽吹いて1本になったという言い伝えがあるそうです。

しかも、たとえ木が枯れても、境内には再び二股の椿が生えてくるんだそう。

すごいね!

 

しかも!

年によっては、春頃に2枚の葉がくっついた不思議なハート型の葉が現れることもあるんだそう。

ハート型の葉っぱは社務所の奥に飾られてるらしいよ。

 

ちなみに、椿をシンボルとしている資生堂の方々はこの珍しい椿のある八重垣神社に参拝されるてるそうですよ。

 

なんでも資生堂の花椿のロゴのモデル?がこの八重垣神社の夫婦椿・連理玉椿なんだとか。

へぇ〜。

八重垣神社・夫婦椿

これは「乙女椿」と呼ばれる夫婦椿。

本殿の左側にあります。

 

八重垣神社・夫婦椿

そして、「子宝椿」と呼ばれている夫婦椿。

これは奥の院にある鏡の池に行く入り口近くにあります。

 

せっかく八重垣神社に行くなら、3つの夫婦椿は押さえておきたいですよね。

なんかいい縁が来そうだし。 

八重垣神社で絶対に外せない鏡の池の縁占い

八重垣神社で有名な池に紙を浮かべる占いは、奥の院と呼ばれるエリアの奥の鏡の池でできます。

しかしいきなり鏡の池に行ってはいけませんよ。

鏡の池で占いに使う紙は、八重垣神社の境内の社務所で購入してこないといけないんです。

あとやっぱり礼儀としてちゃんと本殿でお参りしてから行ったほうがね。いいよね。

 

八重垣神社

拝殿の左に進み、夫婦椿・乙女椿の横の門をくぐり橋を渡って「奥の院」の方へ進みます。

 

八重垣神社

子宝椿の夫婦椿の横に、奥の院へと入る門があります。

こちら夜間は閉まるみたいなので鏡の池で縁占いをしたい方は早めに行きましょう。

縁占いの紙のある社務所が空いてるのは9時から17時までなので、16時半までには行ったほうがいいと思います。

もしかしたら冬は日が落ちるの早いので閉まる時間が早くなったりするかもしれないのでちゃんと確認してから行ってくださいね〜。

 

八重垣神社

竹垣に沿って森の奥へと進みます。ここが「佐久佐女の森」と言われる場所ですね。

マイナスイオンたっぷりです。

そして奥の院エリアに入るとちょっと気温が下がりますので、羽織か何かがあるといいかもしれません。

 

たくさんの木々が生い茂っていて厳かな雰囲気。

癒されます。

 

どんどん奥に進むと鏡の池が現れます!

八重垣神社

稲田姫が八岐大蛇から避難していた場所。

まさに神話の現場!ですね。

 

避難している間、稲田姫が日々の飲み水や、姿を写す鏡がわりにもしていたそう。

なので「姿見の池」とも呼ばれていたそう。

いよいよ鏡の池で縁占い!

縁占いのやり方

  1. 社務所でいただいた占い用紙を用意
  2. 占いの紙をそっと水に浮かべる
  3. 赤い字で素戔嗚尊と稲田姫命と書かれた上に100円か10円硬貨を静かに載せる
  4. そのまま心の中でお祈り

八重垣神社・鏡の池の縁占い

すると文字が浮かび上がって来ます。

 

えーっと、

胸の中の愛と光を思い出して

東と南

というお言葉をいただきました。

 

わかるようなわからんような…

 

はい、で、ここで終わりではありません!

この後も大事なんです。

鏡の池の縁占いは15分が分かれ目か?

八重垣神社・鏡の池の縁占い

池の底に紙が沈んでるのがわかりますか?

実は紙が沈む時間と場所も重要ポイントです。

  • 沈む時間=良縁までの時間
  • 沈んだ場所=良人との距離

ということになってるんです。

 

紙の沈むのが早ければ早く出会え、時間がかかれば出会うまでの時間もかかると。

そして、紙が近くで沈めば近くにいる相手、遠くに沈めば遠くにいる相手かまだ出会っていない相手なんですって。

 

まぁ近いか遠いかよりもいつ沈むか気になって池のほとりから動けなくなってしまうという。

なので池の周りにはたくさんの人が。

 

ちなみに時間の目安としては、

  • 15分以内に紙が沈めば縁が早い
  • 30分以上かかれば縁が遅い

そうですよ…

 

一応ご参考までに、

10円硬貨の重さは4.5g、100円硬貨は4.8gです。

ちょっとでも重いほうが早く沈むかと考えるけど、周りの様子を見てると100円だろうが10円だろうが早く沈む人は早いし、遅い人は遅かったです。

 

八重垣神社・鏡の池の縁占い

むしろ紙が結構池の真ん中の方まで行っちゃったりもするので、自分の紙がどれか見失わないようにするのが大変かも。

 

一応、15分以内には沈んだんですが。

果たしてどうなのかなぁ… 

 

あ!そして紙を見るのに夢中になってうっかり物を落としたりしないよう気をつけてくださいね。

特に携帯とかカメラとかサングラスとか…

胸ポケットとかに入れてたら水面を見つめる時に落としてしまうかもですよ。

 

落し物、多いみたいですから…

そして、たとえ姿が見えていても拾えませんから…

もし鏡の池でイモリを見たら超ラッキー?

そして、池の周りには野生のイモリが住んでます。

時々チョロチョロと現れるらしいのですが、ここで怖がったりしてはいけませんよ。

 

実はイモリは稲田姫の使いでもあるらしく、イモリを見ることができた人には幸運があるんだとか!

さらに池に浮かべた紙をイモリが突っついたり、紙の上歩いたりなんかしたらより素晴らしい縁に恵まれると言われてるんですよ。

 

だからもし鏡の池でイモリを見たら超ラッキーなんですよ!

 

ちなみにイモリはカエルと同じ両生類です。

 

そして、八重垣神社の鏡の池で占えるのは、別に恋愛に限らず、仕事とかお金の縁とか、どんな縁でもいいそうです。

 

…もしかして仕事の宴だったのかなぁ… 

鏡の池の奥には稲田姫命が祀られている「天鏡神社」

八重垣神社

鏡の池の奥には稲田姫が祀られている天鏡社という小さなお社があります。

ちょっと小高いとこにあり、まるで鏡の池を見つめているようでもあります。

ここも縁結びスポットになるのかな。

鏡の池の近くには大杉の跡

八重垣神社

鏡の池の近くにある「大杉の跡」。

これが、まさに八岐大蛇から稲田姫をかくまったという八重垣を作った場所らしい。

「佐久佐女の森」の大杉を中心に八重垣を造って、稲田姫命の身を隠しました。

と書かれている、まさにその場所ですね。

 

果たして何千年前になるんだろう…

悠久のロマンですねぇ。 

宝物殿には神社で日本最古の壁画があるのでお見逃しなく

拝殿の斜め前にある宝物殿。

ここには今から約1100年前の平安時代に描かれたと言われる壁画が保存公開されてるんです。

これは必見ですよ。

 

素戔嗚尊(スサノオノミコト)と稲田姫命(イナダヒメノミコト)、そして天照大神(アマテラスオオミカミ)・市杵嶋姫命(イチキシマヒメノミコト)、脚摩乳命(アシナヅチ)、手摩乳命(テナヅチ)の六神が描かれてます。

 

体はだいぶ剥落して消えかけてるんですが、スサノオと稲田姫の2人の顔は結構キレイに残ってます。

元々は本殿の壁に飾られてたそうですが、修理して宝物殿で大切に保存されるようになったそう。

さすがに写真は撮れないので、ぜひ見に行って見てね。

 

社伝によると、893年(平安時代だね)に巨勢金岡(こせのかなおか)という宮廷画家が描いたらしい。

年代については諸説あるらしいですけどね。

 

とはいえ日本の絵画史上でも貴重なものですし、国の重要文化財にも指定されてます。

なのでせっかく八重垣神社まで行ったら宝物殿も見に行きましょ。

おそらくここでしか見れないでしょうし。

入館料も200円です。

 

あ、出雲大社の隣の島根県立古代出雲歴史博物館にはこのレプリカが展示されてるそうです。 

八重垣神社の基本情報

御祭神
  • 須佐之男命(スサノオノミコト)
  • 稲田姫命(イナダヒメノミコト)
ご利益 縁結び、良縁成就、夫婦円満、子授・安産、除災招福、諸願成就
所在地 〒690-0035 島根県松江市佐草町227
拝観時間 年中無休、9:00〜17:00
宝物殿 入館料 200円
お問合せ 0852-21-1148
駐車場 有り(無料)
アクセス

JR松江駅よりバスで「八重垣神社バス停」下車

URL https://www.kankou-matsue.jp/matsue-enmusubi.html

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