【週末英語#224】「Boys be ambitious !(少年よ大志を抱け)」には続きがあった!

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週末英語(weekend english) 少年よ大志を抱け(boys be ambitious)

  • Boys be ambitious !

この言葉はクラーク博士が残した、かの有名な「少年よ大志を抱け!」です。

どうやらこの言葉にはまだ続きがあったそうなんです。

「少年よ大志を抱け」には続きがあった

少年よ大志を抱け!」は、札幌農学校の教師を務めたクラーク博士が帰国の際に、馬上で生徒たちに残した言葉として有名ですね。

 

クラーク博士は、アメリカの教育者で、化学、植物学、動物学の教師でもあります。

明治9年(1876)札幌農学校を開校し、初代教頭を務めました。

そしてわずか1年後、明治10年(1877)に日本を去る時に、教え子に送った言葉がこの「少年よ大志を抱け」なんです。

 

が!

実はこの言葉には続きがあったらしい。

 

  • Boys, be ambitious like this old man.
    (少年よ大志を抱け、この老ぼれのように)

といったらしいのです。

なせか「like this old man」の部分が削除されて広まったんですね。

この言葉は生徒が書き残した記録に残っているそうなので、なんで削除されちゃったんですかねぇ……

「少年よ大志を抱け」の全文

調べてみるとさらにまだ続きがあるみたいなんですよ、この言葉には。

全文が、

 

Boys be ambitious (like this old man.) !

Be ambitious not for money or selfish aggrandizement,

not for that evanescent thing which men call fame.

Be anbitious for the attainment of all that a man ought to be.

 

少年よ大志を抱け(この老ぼれのように)。

金や利己心を求める大使であってはならない、

名声という束の間のものを求める大志であってはならない。

人としてあるべきすべてのものを求める大志を抱け。

 

もちょっと噛み砕くと、

少年よ大志を抱け、この老人のように。

お金のためでなく、私欲のためでなく、名声という空虚な志のためでもない。

人としてどうあるべきか、その道を成し遂げるために、

少年よ大志を抱け。

 

という感じですね。

実はクラーク博士の言葉じゃない?

「少年よ大志を抱け」の全文を紹介しておいてなんですが、どうやら「Be ambitious not for money 」以降の文章は、どうもクラーク博士の言葉では無いのでは無いかとも言われてるんです。

 

Boys be ambitious (like this old man.) !

は別れの際に教え子に向かっていった言葉で、「さようなら」のような別れの言葉だったのでは無いか、みたいな。

 

そしてクラーク博士は特に名誉や富を卑しんではなかったこと。

とかまぁ色々あるそうですが、んじゃ誰がこの文章を書き加えたのかというと、今のところ全くの不明らしい。

 

まぁとはいえ「Boys be ambitious (like this old man.) !」はクラーク博士の言葉であることは、生徒のメモにも残っているし、

全文がもしかしたらクラーク博士の言葉じゃないかもしれないけど、いい言葉なので、これはこれでいいのでしょう。

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