てふてふさんぽ

ど田舎のぐうたらフリーランス・デザイナーの備忘録とゆるふわ旅日記、ときどきフィギュアスケート

狛犬ではなく狛イノシシが見守る「護王神社」へ参拝に行ってきました

スポンサーリンク

f:id:m-graffiti:20171116173120j:plain

さて、弓弦羽神社での参拝を終えた我ら一行、次なるは京都にある「護王神社」に向かいました。

www.tefutefusanpo.net

護王神社は足腰の健康を守護する神社

f:id:m-graffiti:20171116163419j:plain

なぜ「護王神社」?

そう、なぜなら「護王神社」は足腰の健康を守護する神社なのです!

まさに足腰の守護神。

f:id:m-graffiti:20171116163725j:plain

足や腰の健康を願う人や、マラソン愛好家などの間では有名な神社らしい。

まさに羽生さんの足腰の健康を祈願するにぴったりの神社です。

 

そしてこの看板を見て気になるのは、イノシシ。

素晴らしいほどにイノシシ推しでした。

イノシシと和気清麻呂

f:id:m-graffiti:20171116173811j:plain

奈良時代の末、当時の実力者・弓削道鏡が偽のご神託によって、天皇の位を我が物にしようとした事件が起こりました。清麻呂公は真のご神託を奉じてこれを阻止しましたが、道鏡によって足の腱を切られた上に九州の山奥に流刑となりました。九州へ下る途中に道鏡の刺客が襲いかかるなど、険しい途次でしたが、突然山の中から現れた300頭ものいのししが清麻呂公を守って道案内しました。

 その後、清麻呂公が悩んでおられた足萎え(あしなえ)は不思議と治り、公は立って歩くことができるようになったと伝えられています。この故事により、護王神社は足腰の守護神として広く崇敬されています。

護王神社より)

イノシシが和気清麻呂公の危機を救い、さらには足の怪我まで治していったということなんですね。

イノシシさんすごいね。

それにして300頭って結構な数ですね。

f:id:m-graffiti:20171116165147j:plain

和気清麻呂さんは、桓武天皇に

「ねぇ天皇、長岡京から、京都に都移さない?」

って進言して、歴史で必ず習うかの有名な「平安京」をつくった人です。

(もちろん天皇にはもっと丁寧な言葉で言ってるでしょうけど(笑)あくまで勝手なイメージです。)

 

ただ、なかなかに波乱万丈な人生だったらしく、神社のまわりの柵?に和気清麻呂公の人生絵巻があります。

見応えあります。

右から左へと話が流れていくので、鳥居に向かって右側からお話がはじまります。

f:id:m-graffiti:20171116170603j:plain

足腰にとっても御利益ありそうです

f:id:m-graffiti:20171116170922j:plain

鳥居をくぐるとすぐ目の間にある、「足委難儀回復御守護石」と書かれた石が。

上の黒い石はぐるぐると回ります。

f:id:m-graffiti:20171116171320j:plain

漢文で何やら書かれていますが、読めません…

お経かなぁ?

よくチベットとかの寺院で見る、回した数だけお経を唱えたのと同じ功徳があるというマニ車みたいなものかな?

 

f:id:m-graffiti:20171116171844j:plain

びっくりしたのは表門にデデーンと「足腰御守」のお守りが!

f:id:m-graffiti:20171116171942j:plain

めちゃめちゃ御利益ありそう!

 

f:id:m-graffiti:20171116173230j:plain

足腰祭りなるものもあるのですね。

「いのしし神社」というだけあって猪がいっぱい

f:id:m-graffiti:20171116172212j:plain

護王神社の御祭神が「和気清麻呂公命」だからか、狛犬も犬ではなく、狛イノシシ!

f:id:m-graffiti:20171116172345j:plain

狛イノシシがしっかりとお守りしております。

 

f:id:m-graffiti:20171116172547j:plain

先ほどのマニ車?の手前にはしっかりと

「京都護王神社 神使 亥」とあります。

 

もちろん手水舎にも。

f:id:m-graffiti:20171116172454j:plain

護王神社の手水舎のイノシシも弓弦羽神社の八咫烏と同じく、なんと水は感応式でした。

f:id:m-graffiti:20171116172748j:plain

ちなみにこの「霊猪手水舎」のイノシシさん。

「鼻をなでると幸せが訪れる」と言われてるんです!

もちろん撫でてきました。

だから鼻先ツルツルしてるんですね。

f:id:m-graffiti:20171116173023j:plain

拝殿の前にもちろん狛イノシシ。

f:id:m-graffiti:20171116173120j:plain

境内には沢山のいのししコレクション

f:id:m-graffiti:20171116174509j:plain

表門には「いのししコレクション展示中」というなんとも可愛らしい猪が。

その横にももちろん猪がいらっしゃいます。

f:id:m-graffiti:20171116174617j:plain

門の屋根の上にも狛イノシシが!

f:id:m-graffiti:20171116174831j:plain
f:id:m-graffiti:20171116174842j:plain

 

御本殿前にそびえ立つ招魂樹(おがたまのき)の根本にも願かけ猪の石像が。

f:id:m-graffiti:20171116175559j:plain

この木の周りには「座立亥串(くらたていぐし)」という、願かけの串がたくさん刺さってます。

この「座立亥串(くらたていぐし)」に自分の名前と願い事を書いた紙札をはさんで、願かけ猪の前に刺し立てて願かけをするという、護王神社独特の願掛けがありました。

 

そしてこの左側には、なんとチェーンソー彫刻の「飛翔親子猪」が!

f:id:m-graffiti:20171116183124j:plain

チェーンソーアートの世界チャンピオン城所ケイジ氏が創られたそう。

さらに両側には同じく城所さんが北山杉で彫刻した「昇り神猪と降り神猪」もあります。

 

そして社務所前には全国から奉納された多数のいのししコレクション!

f:id:m-graffiti:20171116183415j:plain

その前には神代杉のなで猪。

f:id:m-graffiti:20171116183322j:plain

ありとあらゆるところにイノシシ!

日本一のさざれ石があります

f:id:m-graffiti:20171116183820j:plain

和気清麻呂公の銅像の奥にあるのが日本一の「さざれ石」。

そう国歌「君が代」に出てくるさざれ石です。

f:id:m-graffiti:20171116183945j:plain

幅3メートル、高さ2メートルとまさに圧倒的で荘厳なさざれ石が。

てゆーか初めて見たかも。

f:id:m-graffiti:20171116184110j:plain

ぜんそく封じのカリンの木もある

写真撮り忘れましたが、表門の北側には御神木カリンの木があります。

足腰とぜんそくに効くとはまさに羽生選手の健康祈願に最適な神社ではありませんか!

(すいませんただのファンのたわごとです。)

京都御所のすぐ側にあります

護王神社はなんとあの!京都御所の西側、「蛤御門」の向かいに鎮座しております。

幕末好きにはたまらないあの「蛤御門の変」のすぐ向かい!

ロマンですねぇ

京都御所もゆっくりと堪能したい。